認知症介助士に引き続き、これまた久しく、〇〇級とか付かない資格。
高齢者入浴アドバイザー――その名の通り、高齢者のための正しく、安全で、そして心地よい入浴方法の知識が試される資格。
完全に民間資格ではあるけれど、当該主催の一般社団法人の代表は多数の温泉資格を所持するかたで、入浴というものに対して、とりわけ高齢者の入浴事故を減らしたいという熱い思いはその著書からも伺える。
まぁもはやこの国は超高齢社会になってしまっているわけで、例えいまは自身が若かったとしても、将来的に、あるいは親族や知り合いなどのために、入浴事故に関する知識を得ておくことは決して無駄ではないと思うんだよねぇ。
さて、この資格を取得するにあたって、ちょっと他の試験と比べると珍しいのはその取得方法。
まずは、日本で初めて!と銘打たれている教本をげっと。そしたらそれを読破して内容をマスター。今度は教本に付属されている専用はがきに、問題の回答を記入。
ちなみに問題は選択問題が20問、記述式が1問。それを郵送して、しばらく待つとメールで合否のお知らせが。アドバイザ認定を受けたい場合は、そのメール内記載の口座へ認定料を入金すると、後日認定証が送られてくる。といった流れ。
テキストの内容としては決して濃くもなく、かといって薄くはなくデータも豊富。さくっと読破できてしまうと思う。
たぶんこの資格を取ろうという人は、私のような資格マニアを除いて、何らか興味であったり前提知識のある人も多いと思うので、選択問題の〇×20問もわりとあっさりクリアできる印象。
しかーし、最後の記述式。高齢者入浴アドバイザーになったらというテーマで、具体的かつ分かりやすく記載しなければならない。
まぁハガキの裏面に書くくらいなので、それほど多い文章量は要求されていないけれど、まったくの模範解答不明なうえに、合否基準が不明な問題。そしてさらにマイナー資格ゆえ、この問いに関する情報も皆無。。
いやー、正直まいったぜと思いながらも、著者ばりに自分なりの熱いをしたためて、投函。このとき、必ずメールアドレスは正確に忘れず記載するように注意。
そしてハガキ投函から約5日後。。
「資格認定テスト結果のご連絡」というメールが到着。内容は、、
合格キターー!!いや、ぶっちゃけここまでテキスト代756円と、切手代62円しかかかっていないわけだけど、それなりにきちんと書いた記述問題のせいで落ちてたら嫌だもんねw
正誤問題は40点満点だったってことなんだけど、肝心の記述問題は点数非公表だそうで。なおさら深まる謎の合格基準。。
てことで、本来の、というかいつもの私のやり方だと、ここまでで合格基準を達した(認定はされていないけど)って感じで終了するんだけど、なんだか知らんけど微妙に今回は嬉しかったのよねw
なので認定料を秒速で支払って認定を受けることに。。
一応入金の当日中に支払い完了の旨を返信しておいたんだけど、そしたら後程「認定料ご入金確認のご連絡」メールが届いてた。認定証はでき次第、って感じ。
そこから待つことさらに約4日で認定証到着!うん早いねぇ!
多々ある資格認定団体にも見習ってほしいほどの超スピード対応。結果的に約10日以内で合否判定と認定証送付が完了してたことになる。
さて、届いた認定番号を見た限り、もしかするとまだ3桁程度くらいしか認定を受けてないのかもしれん。だとするとホントにけっこーマイナーゆえの迅速対応よね。
資格マニア的にはこのような対応スピードを取るか、知名度を取るか的な。
でも個人的には頑張ってほしいわな。いい内容の資格だと思うし、その理念自体はこの超高齢社会において、誰もが共感しうると思うので。
加えて、今後のこの国の年齢構成の変化により、明らかに需要が高まっていくのは間違いないんじゃないかなぁ。
興味のある方は、テストや認定なんて関係なく、まずは本を手に取ってみてはいかが。
◎まとめ
【勉強期間】本の内容理解で一日でも。
【教材】公式本一択。もしくは関連書籍。
【受験料】計3818円(認定料3000円含む)
【合格基準】不明。正誤問題が満点でも40点。記述問題が重要。