よつまお

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【二十年前の思い】幼い頃見た映画で、とある考古学者が宝探しの冒険に出る…

短い文章作成スキルの習得のために仕上げたもの。

 

内容的には、おそらく私と同世代なら共感できる部分があるはずだ。

セルフレビュー

人生の過去の分岐点や諦めた夢のことを振り返る材料になった。

 

このテーマでいずれ深く掘り下げて書きたいと思っている。

二十年前の思い

幼い頃見た映画で、とある考古学者が宝探しの冒険に出るアクション物がある。

 

宝が隠された迷宮で敵と戦いながら謎を解いていく。当時の少年にとってはたまらない舞台設定で、今でもファンが多い作品だろう。

 

私もその映画に強い影響を受けた一人だ。そんな私の当時の夢は勿論考古学者だった。

 

道端で何か珍しいものを見つけると、それを次々と拾い、自分の宝箱にしまう。それを遠くの空き地に埋めて、自作の宝の地図と暗号を書き、さながら自分が映画の主人公のように、仲間と共に宝探しに興じるのだ。

 

そのときから早二十数年。実家で私物の整理をしていると、小さい頃に作ったであろう紙粘土の模型が出てきた。

 

形はどう見てもエジプトのピラミッド。ただのガラクタだろうし、捨てようと思ったが、なぜか躊躇する。ここで長考……これは自分に宛てたタイムカプセルだったのでは?

 

ためらう気持ちを抑え、そのピラミッドを一思いに壊してみる。すると中から小さな箱が出てきた。まるでむかし宝探しをしているようなワクワク感が身を包み込む。

 

その箱には二十年後の私に向けて将来の夢が語られた小さな紙が入っていた。そこに書かれた最後のセリフはこうだ。

 

「インディジョーンズになっていますか?」

 

残念ながら現在、学者や冒険家からは程遠い場所にいる。しかし、世界でまだ見ぬ何かを探し求めて旅をしたいという当時からの気持ちは全く色褪せていない。

 

幼い頃の私からの手紙は、今の私に対してその気持ちを心の奥から発掘する手助けをしてくれた。

 

日本にもまだまだ見たことのないものは、たくさんある。途方も無い夢への足がかりに、まずは日本一周でもしてみようか。