仮想通貨の取引所や販売所の出金時、または最近のICO案件のログインページ等にはほとんどと言っていいほど2BA認証、いわゆる二段階認証機能が付いているね。
設定してしまえば高セキュリティが確保される反面、もし設定したスマホ端末を破損・紛失してしまったら二度とログインできない!なーんてことも。。
というわけで普通はバックアップが推奨されていて、例えばQRコードを保存したり、代替コード番号をメモしたり、あるいは複数端末に設定しておいたり、と結構手間がかかるわけよ。
そんなこんなで、面倒なバックアップを簡単に楽にできる無料アプリをご紹介。
その名は「Authy」。もしGoogle認証アプリを使っている人がいたらこの機会にぜひ乗り換えをおすすめ。
まずはAppleあるいはGoogleのアプリストアからダウンロードしてインストール。
※私の場合はAndroidなので、ちょっと説明画面は違うかもだけど概ね流れは一緒だと思う。
起動すると早速アカウントの作成画面。
電話番号で認証する必要があるので、Codeに国番号の81を、右の枠には自分の電話番号から先頭の0を省いたものを入力。
同時にメールアドレスも入力を促されるので登録。
すると下記画面が出現。
要は電話とSMSとどっちで認証するか聞かれてるので、私の場合は簡単なSMSの方を選択。
しばらくするとショートメールが届くので、確認コードを入力してアカウント作成は終了。
続いてバックアップ方法。アプリの右上Settingsの中。
Backupsの部分をONにするとバックアップが可能になる。
この時、パスワードを設定しなければならないので、好きなものを入力して、忘れないようにしよう。
さて、次は肝心の二段階認証のワンタイムパスワードの設定方法。
といってもほとんど説明不要な操作なんだけども。
アプリの右上Add accountを選ぶと、上記画面になるので、SCAN QR CODEでカメラでQRコードを読み込むか、あるいはその下のENTER KEY MANUALLYで代替コードを手動で入力するか、といった感じ。
さてさて、今度はAuthyならではの便利機能、他端末での共有。
事前に必要な準備はメイン端末にアプリインストールと設定が済んでいること。
そしてサブ機の方にも同様にアプリをインストールしておく。
んで、サブ端末のアカウントの作成画面でメインと同じ電話番号を入力すると下記画面が現れるはず。
要は既にアカウントが存在している電話番号なので、USE EXISTING DEVICEで情報共有可能ってこと。
てことでこれをタップするとメイン機に通知が。
下記はメイン端末の画面。
ここでACCEPTをタップすると、サブ機の方でアカウント共有を許可することができる。
逆に自分が設定していないとき、何かの間違いの場合は必ずDENYで拒否しよう。
ACCEPTの後には下記画面が出現。
ほんとに許可して良かったらOKって入力してねってことなので、その通りに入力。
これでメインとサブの間で各2BA情報が共有される。
ここからはおまけ。実はAuthyにはChromeの拡張機能があって、PCでも二段階認証アプリの情報をそのまま引き継げる。
まずはChromeストアから該当エクステンションをインストール。
インストールが終わったら、ブラウザに追加されたAuthyのアイコンをクリック。
ここで電話番号を入力する画面が出るんだけど、この時スマホ間での共有の時と同じく、メイン機の電話番号を入力すると「Use exiting device」が選択できるので、同様の流れでメイン機から承認。
そしたら今度はChromeのAuthyアイコンをクリックして、左上Settingをクリック。
上記のような画面が出てくるので、ここでChrome用のマスターパスワードを設定して、Backup&Syncにもチェックしておこう。
このパスワードは拡張機能を開くときに必要になるので、忘れないようにしよう。
実際の使用画面はこんな感じ。
ここでCopyボタンを押せばログイン画面に張り付け楽々。
さて、ざっくり操作はこんな感じで、特に難しいことはなかったんじゃないかな。
まーこれらの情報はクラウドで保存されているわけで、そこからの流出が決してゼロではない。一応万々が一、の話ね。
とはいっても日々の利便性向上やバックアップしていないことで起きるログイン不可の方がより切実な問題だと思うんだよね。
そこらへんのバランスを考えて私は、Authyを選んだよ。たぶん使用感は抜群にいいと思うので、興味のある方はぜひ試してみてはいかがかな。
それではよい仮想通貨ライフを!