よつまお

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【猫の便秘対策】ネコちゃんのしつこい便秘にはワセリン最強説【毛玉除去も】

猫を長く飼っていると、やっぱり徐々に加齢とともに健康上の衰えってのはやってくるわけで。

んで最近わりと頭を悩ませたのが、猫のうんち出ない問題。

 

これが人間だったら食物繊維の多いモノや水分を意識的に摂ったり、あるいは便秘薬とか果ては浣腸とかしたり出来るけど、ペットはなかなかそうはいかないわけで。

特にメス猫とかはヒトと同様、やっぱり腹筋の不足もあって便秘がちになるよねぇ。

 

んで猫自身も便秘だと徐々に食欲がなくなって、いよいよ完全にエサを食べなくなったりしてさぁ大変!

、、となる前に、昨今どこでも手に入るワセリンで便秘(&毛玉)対策が出来るよって話。

そもそも話

以下はだいたい犬や猫などに共通の話。っていうかワセリンに辿り着くまでにまぁ色々試したわけさ。

 

例えば季節や気温の変化で水分をあまり摂りたがらない時とかあるので、水に興味を持ってもらえるように&常に新鮮な水を飲めるように、、

ピュアクリスタルなどのフィルター付きで循環するものを使ってみたりとかさ。まぁこの辺は普通のお皿に水がある方が好きな猫ちゃんもいるんで、好みの問題だよね。

 

んで次には便秘きっかけで普通のエサをなかなか食べてくれなかったので、それこそ食べることによって腸内が動いてうんちを押し出すことができないという悪循環。

これを解消するために、、

ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート可溶性繊維 ドライ 猫用 2kg

ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート可溶性繊維 ドライ 猫用 2kg

 

おそらく唯一無二。ロイヤルカナンさんの消化器サポートのドライフード。

こちらには「可溶性」繊維(サイリウム)が配合されていて、さらにオリゴ糖も入っていて、しかも消化も良く加工されているっていう優れもの。

ちなみに消化器サポートには種類があるので、便秘対策には「可溶性繊維」のパッケージを選んでね。

 

※ちなみにヒルズさんの腸内バイオームもわりといいらしい。

 

繊維は入っているけど、ロイカナの消化器サポートとは違ってどちらかというとその名の通り、腸内細菌叢へのアプローチを主目的としている。

 

まぁ大体これらを食べてくれれば徐々に便秘は回復していくと思うのよ。ただ便秘から来る体調不良の場合、はなから食事に興味を持ってくれなきゃ始まらない。

 

ウェットとかおやつで興味を引いてみるのもいいけれど、わりとワガママねこちゃんの場合そうもいかなかったりするわけでw

 

他にはそれこそビオフェルミンとか試してみたけど、特に効果を感じず。猫の消化管って短いしあんま乳酸菌が定着しにくいんじゃないかっていう。

そこでワセリンの登場ですよ

エサだの水分だのでどうも改善しない場合。もうね、あとは最終兵器。ワセリンをただ猫に与えるだけ。

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上記はそれぞれたぶん巷の薬局やドラッグストアで手に入るものたち。特にベビーワセリンなんかはコンビニでも売ってるよね。

 

一応その違いを見ておこうか。

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成分としてはどちらもいわゆる白色ワセリン。それ以外の添加なし。なので猫にはどちらを使ってもいいんだけど、あとは好みかな。

 

日局の場合はやっぱり容量が多くなればなるほど割安感があるよね。

【第3類医薬品】日本薬局方 白色ワセリン 500g

【第3類医薬品】日本薬局方 白色ワセリン 500g

 

ただその分、ワセリンが固くて若干手に取りづらかったりする。気温にもよるけどね。

 

一方、赤ちゃん用でもお馴染みのベビーワセリンは、

【保湿クリーム】ベビーワセリン 100g(乾燥肌 パラベンフリー)

【保湿クリーム】ベビーワセリン 100g(乾燥肌 パラベンフリー)

 

柔らかく加工されているので伸びが良い。なお、通常のワセリンより不純物を取り除いてあるそうで、子供だけでなく猫ちゃんにもさらに安心感UP。

 

ちなみにベビー用ワセリンといえば、ピジョンワセリンもあるけれど、

ピジョン ワセリン 60g

ピジョン ワセリン 60g

  • 発売日: 2015/02/14
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

どちらかというとベタつきが抑えられているクリームなので、後述する作用的には、ネットリ系の方が効くんじゃないか?という感覚。まぁ好みの問題だけどね。

 

ただし、、乾燥肌の人とかハンドクリームとして保湿に使うようないわゆる「ヴァセリン(Vaseline)」とかは、他の成分が含まれてるモノがあるので気を付けようね!w

まぁ猫が間違って1回少量舐めたくらいじゃどうもならんだろうけど、上記などの精製された白色ワセリンのみの製品を選ぼう。

なんで便秘や毛玉に効くの?

要は体で消化できない鉱物油なので、ざっくり言ってしまえば緩下剤みたいなもんなんだよね。

いわゆるウンチを油分が包み込んでくれてスルッと出てくるのを助ける仕組み。

 

この原理を利用して、毛玉とかがノドや消化管に詰まってしまいがちな猫ちゃんにとっても、うんちと一緒に排出するのを促してくれるわけ。

 

んで消化できない成分ってことは基本的に体内にも吸収されないってことと同義なので、猫ちゃんの体に与える影響が少ないってことなわけよ。

 

とはいえだ、例えば先述のベビーワセリン全部を一気食いさせちゃったとかいうレベルの量だと、逆に下痢を起こすかもしれないのでその辺は注意してね。

 

ちなみに話。ワセリンは人間の便秘にも使える。例えばオリーブオイルを飲んで便秘解消とかいうアレとおんなじ感じですよ。

まぁ白色ワセリンは特になんも味のしない油なので、美味しくもなんともないけどねw

 

そして便秘症の人にとっては、あらかじめおトイレ前に肛門様にワセリンを塗っておけば、いわゆる切れ痔防止にもなる。まさにワセリン万能説。

どうやって猫にあげるの?

自分からワセリンに興味があってペロペロ舐めてくれたり、フードに混ぜたら勝手に食べてくれる猫だったら楽なんだけどw

便秘で調子悪かったらそうもいかないと思うので。だいたい飼い主が強制的にあげることに。

 

一回にあげる量は指にワセリンを取るとして、頑固な便秘にはだいたい2cm程度、軽症なら1cm程度。これを便通などの様子を見ながら1日1回~数回。

 

ワセリンのあげ方は、よくある薬のあげ方と同様に、猫の前足に塗りつけてみたり、鼻先に付けてみると勝手になめとってくれるとか言うんだけど、気難しい猫はそうはいかないよねw

 

というわけで、まず猫の口の両サイドを頭の上からおもむろに手で持つ。

そこで口の両脇を持っている指にほんのちょっぴり力を加えると、勝手に猫が口を開けてくれるので、あとは指につけたワセリンをシュッと口の中に塗り付ける。

 

っていうかこれは一応図解しておこう。

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イラスト内の青い部分(前歯の裏側)に塗り付ける。たぶん普通に口の中に入れただけじゃ、ペッて吐き出すのでw

んで、ネコの前歯は基本尖っていないし小さい歯なので、もし多少噛まれたって痛くないわけで。

 

でもこの時猫の口に斜めから指を入れたりしようとすると、角度的に犬歯でガブっとやられかねないので、前歯の方向にまっすぐ指を入れようね。

指じゃ怖えよって人は

たぶん一回でも薬とか飲ませたことのある人は余裕だろうけど、なかなか初めは噛まれそうで怖かったりすると思うんだよねw

特に猫も体調不良でぐったりならまだしも、便秘だとむしろ不機嫌だったりもするわけで。

 

とはいえネコの健康維持に対して、指が噛まれそうとか言ってられない。。

と、いうヒトはまずはベビー用のスプーンでも使ってみよう。

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食べ始めの赤ちゃんのお口にも対応できるなら、猫の小さいお口にも対応できるわけよ。

 

特にこちらは赤ちゃん用品メーカーとして安心と実績のピジョン製。

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先端はよくあるプラスチックとかではなく柔らかいエラストマー製。

なので、赤ちゃんのみならず猫の口の中や歯を痛めることを軽減できるし、それこそ先述の歯の裏に塗り付けるっていう動作がしやすい。

(ただし、ワセリンを塗り付ける時はスプーン裏側の形状を使った方がやりやすいかと。)

ピジョン 食べるnoおうえん フィーディングスプーン 容量アップ

ピジョン 食べるnoおうえん フィーディングスプーン 容量アップ

 

ワセリン以外は無いの?

ワセリンを無理やりあげるのって気が引けるorやっぱりちょっぴり心配っていう、より敏感な猫ちゃん&飼い主さんにとっては専用の製品もあるよ。

 

まぁ普通の白色ワセリンで何ら害はないけれど、例えば、、

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ペットショップなどで売っているヘアボールコントロール用のスッキリン。

 

パッケージ裏面の成分などを見ておこうか。

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主成分は流動パラフィン。ワセリンと成分こそ違えど、要は油だし原理はほぼ同じだよね。便秘解消にもなる。まぁベビーオイルみたいなもんだと思ってもらえれば。

 

ちなみにこちらの場合は、、

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こういう茶色いペーストで、ややツルっとしているので先述のような塗り付けるっていう動作は若干しづらい。

ただし実際に舐めてみた結果、猫が美味しく感じてくれそうな(?)若干甘みのあるフレーバーが付いている印象。

普通に私的には美味しいw (普段からペットフードなども味見してみるタイプですw)

よりプロ仕様な製品は

ラキサトーン一択。こちらはかかり付けの動物病院さんでも実際に使っていたもの。

多少スッキリンよりは専門用なのか、わりと品揃えのいいペットショップでもあまり見かけない印象。

【2個セット】ラキサトーン 猫用 70.9g(動物用医薬部外品)
 

主成分は先ほどの流動パラフィンに加えて白色ワセリンも配合。実際に病院で匂いを嗅がせてもらった限り、スッキリンよりもさらにかなーり甘い芳香。

あげた後はしばらく猫の口臭が甘くなるレベルw この辺りはネコちゃんの好みかもしれないけど、自分で勝手にペロペロ舐めてくれたりもするそうな。

 

まぁ実際、上記を数々試してみてそれでも改善しない便秘の場合は、早めに病院に行ってみた方が良いと思うんだよね。

ちなみにウチの場合は、以前あまりに便秘&食欲不振がひどすぎて、点滴で水分補給しながら先生がお腹を外から揉みまくって腸内の「うんちを砕く」っていうパワーマッサージ&ラキサトーン集中投下でようやく出したことがあるw

 

※なお動物病院だと、白色ワセリンがよりやや精製度が低い「黄色ワセリン」を処方してもらえたりする。その分、大容量で貰えるので、コスパを求める人は獣医さんに相談してみよう。

 

もちろん自然に出してくれるのが一番いいけれど、適量なら長期間使用し続けても何か副作用が即心配されるレベルでもないので、個々の症状に合わせて対応していった方が良いかと。

 

というわけで、ネコちゃんの健康管理はまずは飼い主さんがきちんと普段の様子を見てあげることと共に、生活の見直しから。

季節や環境の変化にも体調は左右されやすいから、水やフードやワセリン等々で、便秘や毛玉対策を日頃からきちんとしていきたいものだよね。