2月16日のCT検査結果以来、ノドの詰まり感だったり胸の痛みに似た違和感も、そして血痰疑惑もほぼ気にならないレベルになっていってたわけ。
【血痰の謎を追え】呼吸器内科でCT検査をしてみる【ノド詰まりと胸の痛み編】
https://www.yotsumao.org/entry/kokyuki-ct
まぁこの間にも、歯科での治療は継続していたわけだけどさ。
ってことで、もういっそこの機会にきちんと自分の体のことを調べた方がいいかなーと思って、ようやく重い腰を上げて大腸カメラを受けてみることに。
以前の痔の出血症状はおさまっていたし、一応直腸までは診てもらったわけだが、それでも今度はしっかり大腸全体をカメラで診てもらおうかなと。
というわけで2月27日、検査の予約をしに消化器内科へGO。
まず予約には事前の診察が必要だよ
私の場合は前回、すでに診察やら採血やら、簡易な浣腸のみの直腸カメラはやっていたわけだけど、それでも改めて大腸内視鏡をやるってなると、再度きちんと診察が必要なわけよ。
まぁ胃カメラとは違ってわりと手がかかる事前準備が必要だし、初めてなら尚更しっかりとした説明も聞かなきゃいけないからね。
ってことで飛び込みでやってくれるような病院は基本まず無いと思っていいよ。
とはいえ、検査前の診察では別に何か特別なことをするわけじゃなくて、一通り問診だったり、後はアレルギーの確認やら血圧測ったり程度。
そして私の場合は、出来るだけ検査当日までに痔の状態を良くしておきたかったので、以前の座薬ボラザGを追加で処方してもらったよ。
というわけで、その日の明細。
お会計は1000円ちょっと。そしてここに座薬以外にもいくつか処方されているね。
別紙を拡大。
ピコスルファーナトリウム、アジャストAコーワ、マグコロールP。。ってことでこれらは後述。
ちなみに説明があるとは思うけど、もし座薬とか痔の薬を使っている人は、検査前日夜以降は使うのを止めようね。
肛門様に残った薬の油分で、内視鏡のレンズが曇っちゃったりもするとのことなのでw
そして予約表。
検査は2日後。予定的に結構無理を言って早めにお願いしたんだよね。
ってことで本来は事前の食事制限の日数は余裕を持っておきたいので、最低でも予約日から検査日までは3日間くらいあった方がベターなんじゃないかな。
んで、私の場合は自宅で下剤をやってから当日来院することに。
これは病院によって各自に選ばせてくれるところもあれば、ある程度前の時間から来院して処置室で下剤を飲むことになる場合もあると思う。
まぁ私は初体験だったので、せめて下剤くらいはリラックスしたいと思って自宅で済ますことを選択。だけど後にこの選択がトラブルを招くわけだがw
そして大事な承諾書。
内容としては、採血するよー(私は前回検査済み)、食事制限と下剤やるよー、当日は車はダメよー、ポリープ切ったら旅行・スポーツ・飲酒ダメよー、万が一の合併症起こったら頑張るよー、などなどごく普通のことが書かれている。
ってことでよく読んで特に異議が無ければ、署名押印して検査当日に忘れずに持って行こうね。
そしてここで事前準備の主役登場、大腸内視鏡のための検査食。
これは自費で強制的に病院で買わされて、その時はえーって思ったわけだけど、結果的にはマジで腸もとい超オススメ。っていうか必須って思っていいレベル。
いや、ぶっちゃけ慣れた人ならこんなもんいらないわけだけど、食事制限って意外と気を遣うわけよ。一応検査前ってそれなりに緊張するわけだし、余計なことで神経使いたくないよね?
結局大腸カメラって、いかに事前に大腸内を綺麗にしておくかってのが大きなポイントなわけ。
この類の製品はいくつかのメーカーから販売されているけど、私が検査を受けた病院ではグリコのエニマクリンを推しているみたいだね。
もし病院で検査食を勧められなかったor売っていなかった場合は、事前に入手しておくことを推奨。グリコ以外ではキューピーのクリアスルーも人気だね。
実際の検査食エニマクリンの内容は、詳しく後述するよ。
帰宅後は改めて事前準備を確認しよう
そんなこんなで検査は2日後。さっそく私の場合は食事制限を開始する必要があったわけだが、一応病院で説明を受けた際にもらった用紙や冊子などを、改めてきちんと再確認しておこうね。
まずは1枚目。
大腸の中を検査までに空っぽにするんやでーって話。腸内に食べ物の残渣、要はうんちが残っていると検査しづらくなっちゃうわけよ。
そしてあまりにもうんちだらけだったら、最悪検査中止にもなる。ってことでしっかりと準備はやるつもりで。
ちなみに検査当日、持って行って良い物として、必須なのは飲み物。これはわりと多めに。人によっては2リットルペットボトル持って行ってもいいレベルw
もちろんプレーンなお茶とか、ベストなのはスポーツドリンクや水だけど、ぶっちゃけ下剤でフラフラなので水分くらいはきちんと取らないとキツイw
あとはアメとかガムだね。乳製品系の味はダメだけど、やっぱり空腹って人間にはつらいもんで、口にそういったものを含んでるだけで随分違うわけよ。
続いて2枚目。
検査の3日前から繊維の多いもの、消化の悪いものは避けること。私の場合は既に三日前の朝昼は普通に食べてしまったので、夕飯からセーブすることに。まぁこれは当たり障りなく、おかゆとかお茶漬け、雑炊なんかがいいんじゃないかな。
そして表の中では二日前の朝から、先述の検査食を食べていって、そして夕方以降からいよいよ下剤が登場する流れ。
続いて3枚目。
これは検査当日の朝にやること。大腸カメラではお馴染みの腸管洗浄剤マグコロール、まぁ要は下剤みたいなもんだけど、これを飲んで大腸を綺麗にする。
私の場合は12時(実際は13時くらい)に検査で、その約3時間以上前の9時から10時あたりに自宅で済ませるわけだね。
さて最後の4枚目。
ここでは承諾書でも書いたような内容含め、注意事項が記載。
大事なポイントとしては、そもそも便秘がちな人の場合、検査の3~4日前から下剤を飲むなりして、きちんと規則正しい排便をしておこうということ。
まぁ私は基本毎日快便タイプなので、ここはそれほど心配しなくてよさそうかなw
意外と美味しい?検査食生活
さて、3日前の夕飯は梅干し&鮭フレークのおかゆで終了し、ぜんっぜん満腹感がないまま次の日。検査食生活の幕開け!w
ということでまずはパッケージでも見ておこうかね。
このエニマクリンは朝昼晩の3食分にプラスして間食も入っているタイプ。
栄養成分表示はこちら。
なんだかんだ1000キロカロリー以上が取れる計算。メニューの質素さに比べて意外とカロリーあるのね。逆に普段の食生活がいかに贅沢をしているかわかるww
原材料表示などなど。
まぁ色々と入っているわけだけど、卵は直接使われていないみたいだね。その分、大豆や乳製品、小麦にアレルギーのある方は注意しよう。
メニューの外観はこんな感じ。
ザ・シンプルw 昼食のハンバーグは豆腐ハンバーグ。くそぅ、早く本物の肉が食いたいぜぃw
パッケージを開けてみると、、
こんな感じですべてパウチ製品。朝昼晩、間食に分かれているね。
まずは8時に朝食
早速朝食用の袋を開けてみる。
和風がゆ(鮭入り)とすまし汁。
わざわざお湯で温めるのは面倒なので、レンジで2分ほど。すまし汁は粉末にお湯を注ぐタイプ。んで、サクッと完成。
うーん、なんて質素なんだww 早々にくじけそうになってきたw
とはいえ、味は意外とおいしい。さすがグリコ。まぁ濃いめの味付けが好みの人だと物足りないかもしれないけどね。
ちょっと豪華な12時の昼食
なーんにもやる気が起きないレベルで過ごし、いつの間にか昼ご飯。
もう食べることしか楽しみが無いww というわけで昼食分も開封。
お豆腐バーグ、かゆごはん、味噌汁。やった、まともそうな固形が食べられる!
同じくレンジであたためなどして完成。
ちょっと豆腐ハンバーグがイメージと違ったけどw まぁ許容範囲。というか食事っぽい食事はこの昼食がラスト。
野菜も入っているのでよく噛みながら、きちんと味わって食べようね。
楽しみにしていた間食
間食にはグリコでお馴染みのビスコがあるわけよ。よし、甘いもの食べられる!w
他にもエネ飲なるものが2杯分入っているね。
どうやら粉末を水に溶かして飲むスポーツドリンクみたいな感じ。なんか粉末飲料って中学生とかの部活の時よく飲んだなぁw
1袋はだいたい200mlの水に溶かす。
微妙に粉が溶けにくいので気を付けてね。まぁ下の方に沈んだ粉の残りを、最後に飲むのも甘くておいしいけどw
ビスコは一袋のうち、半分量だけを食べる。残りのもう半分は、2回目の間食時のために取っておく作戦w
ちなみにこういった食事や間食以外にも、普通の水分は良い排便のためにもじゃんじゃん飲んでおこうね。
夕食17時はたったこれだけ!?
さて2回分の間食を終えて、ついに夕食。しかし検査前日の夕食だけあって、たった一袋。
満足に食事ができないために徐々にぼーっとしてたので、パウチ状態の写真撮るの忘れちゃったww さて中身は至ってシンプル。
コーンスープのみ!せめてもう少したくさん飲みたいんだがww
しかしこのスープ、異常に美味い。いやほんとに封入されていた検査食の中で、マジで一番うまい。さすがグリコ(2回目)。せっかくなので大事に飲もうねw
お次は下剤の時間
食事が終わるやいなや、下剤を作ることに。
左の錠剤はまた夜に飲むので、夕方の時点で必要なのは右の小さな目薬みたいなボトルの方。
これを400mlの水に対して、ボトル全部を入れて混ぜる。
ちなみにこの下剤。本来は便秘症の人のために、一回数滴程度で使用するものなんだけど、10ml全部混ぜるという時点でその効果のほどが容易に想像できると思うww
これを夕方17時の時点で200ml、そしてもう半分を19時ごろに200ml飲む。
まぁ味としては若干苦みのある水って感じ。それほど抵抗があるものでもないね。
続いて21時、先ほどの錠剤3粒を多めの水で飲む。この錠剤は先ほどの下剤よりはマイルドで、腸の動きを良くするタイプの物。
これでこの日は終了、、と行きたいところだが、ここでもう一仕事。
マグコロールの下準備
次の日の検査当日の朝に、約2リットルの腸管洗浄剤を飲むという試練が待ち構えているので、それを前日の時点で作っておこう。
病院で渡されるパッケージはこんな感じ。
粉末が入ったビニールパッケージ。ここに直接水を注いで混ぜる。
粉が溶けにくいので、最初は少量の水を入れてシェイク!そして水を足すという感じで作っていこう。
そして若干少なめ(濃いめ)の1800ml状態がこちら。
これを飲み切るのが結構苦労するという話だったので、こうやって事前に作って冷蔵庫で一晩冷やしておくと飲みやすいそうな。
そして下剤効果が出始める。。
最初は寝る前あたりの0時ごろ、そして二回目は早朝といった感じで2回の排便。
なんか下剤って言うともっと苦しいイメージがあったんだけど、まぁ普通にお腹壊して下痢する方が数段苦しいっすわww
なんとなくうとうとしながらも、微妙にお腹が落ち着かないのでそんなに熟睡は出来なかったけどね。これは検査前の緊張感もあるかな。
そして予定よりちょっと早めの8時に起床。ここでいよいよ前日に作っておいたアイツの出番、、
あれ?美味しいじゃん!!
果たして2リットル弱も飲み干せるかなぁとか、きちんとその効果が出るかなぁとか感覚が分からず不安があったんで、予定の9時より早い8時頃から飲み始め。
マグコロールタイムのスタート!、、、ってめっちゃ美味い!!!!
ポカリスエット的な味とかは聞いていたけど、ぜんぜん飲めるじゃん!誰だよまずいとか言ったのww
まぁ逆にポカリ風味が嫌いな人には地獄だろうけどね。というわけで半分くらいあっという間に飲み切っちゃって寂しかったので、オマケで水を200mlを追加w
食事も少なかったし、下剤でうんちも出てるし、日常よりも体に水分が足りてなかったんだろうね。ゴクゴク飲めちゃうw
ちなみに後になって分かることだけど、この時出来るだけ時間を掛けてちびちび飲んだ方が洗浄効果が上がるんだよね。だから私みたいにガンガン飲んじゃダメw
そしてもちろんこのマグコロール以外にも、出来れば普通に水も追加で飲む方がさらに効果的だよ。
一応座ったままただ飲んでるだけだと腸が動かないので、室内を歩き回りながら飲んでみる。すると、なんとなーくお腹がゴロゴロし始めて、、
このマグコロールの効果としては腸管洗浄剤ってことで、要は腸内に水分を集めて、それによって腸内の残渣を洗い流す効果があるんだよね。
そして腸が洗い流されて出ていく先はもちろん、、
こうもんさまからビシャーww
まぁ初めは下痢に近い状態で、当然うんちがいらっしゃるわけだけど、何回もトイレに行くうちにもう肛門様から単なる水がガンガン出るという状態にww
なんだかんだ全部飲み干すまでに、6~7回くらいは出たかなぁ。最終的には飲んだものがそのまま出てるレベルの、ほぼ透明の水が出るだけっていう。
しかしこれ、感覚的に下痢とは違って不思議とお腹はそれほど痛くないわけよ。
むしろ何回もトイレで水が出ては拭いてを繰り返してるもんだから、肛門様が痛くなってくる。ウェットティッシュやウォシュレット必須。
それでも最終的には肛門がちょびっと切れちゃって、痔主にはつらい話w 痔のせいで大腸カメラ受けるのに、かえって悪化したら本末転倒w
まぁそんなこんなでお腹も徐々に落ち着いてきて、時間もいい感じになってきたので、そろそろ病院に向かわなきゃいけないわけだけど。ここで大きな問題発生。。
漏らさず病院に着けるか問題
これが自宅でマグコロールをやる場合の最大の関門。いや、もはやお腹の中なんて食べ物はほぼ空っぽ状態でうんちなんて出そうにないわけよ。
でも実は、だからこそ問題で。これが例えば下痢便だったら出そうだなっていう予兆があるでしょ?でもさぁ、いまお腹の中にいらっしゃるのは基本水分なわけよ。
これはたぶん経験者なら感覚的に分かってくれると思うんだけど、単なる水なだけに「出る」っていう感覚がほぼ無く出ちゃうわけ。そして一旦出たら最後、ある程度の量がビシャ―だからねww
というわけで不安なかたは是非病院でやる事をおすすめするよ。
ちなみに私の場合は、病院への距離感的にタクシーでは近すぎる、かといって徒歩じゃ遠いという微妙な感じだったので、
下着に夜用ナプキンを付け、肛門さまをサドルで蓋をしながら自転車で行くというパワープレイで解決することにw
吸水力に対する絶大な信頼性、いやー生理用ナプキンって便利だよねぇ。男性のかたは是非、彼女や奥さんから貰って付けて病院まで行こうねw
まぁ本来は鎮静剤とかやってフラつきが出るので自転車は基本ダメだけど、別に帰りは押して転がしながら帰ればいいだけの話だからね。
さて、そんなこんなで無事(?)辿り着いた病院。検査編へ続く。。
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