よつまお

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【水銀リスク!?】アマルガム銀歯をコンポジットレジンに詰め替えた話

ある日、暇だったのでw歯科医院に行ってみたわけだが。

(歯の健康にとっては、このくらいの気軽なスタンスで歯医者さんと定期的に付き合うのがおすすめ)

 

定期検診の結果、いますぐに治療が必要な虫歯や歯肉炎はなかったのだけれど、思わぬことを指摘をされた。

 

それは銀歯のこと。

 

それこそ10代の頃だったと思うが、過去に左下4番5番、および右下4番の計3本に4か所ほど小さな銀歯の詰め物をしたことがある。

 

んで歯医者さんいわく、

「これ、結構昔に詰めたものだと思うんだけど、いま世界的にもこういうことってあまりやらないんだよねー。一応水銀とかも含まれてるし。というわけで詰めなおします?」

とのこと。

 

なぬ、水銀!?と思ったわけだが、今回はそんな話。

 

銀歯に水銀は含まれているのか?

1980年代以降、銀歯といえば良く使われていたのが「アマルガム」だ。

つまり過去三十年の間に入れた銀歯には、このアマルガムが使われている可能性がある。(その後、パラジウム合金を経て、コンポジットレジンが主流になりつつある)

 

このアマルガムには、銀やスズ、銅などと共に確かに「水銀」が使われている。

 

ここで「水銀って危険!やばくない!?」という脊髄反射は禁物。

おそらく水銀の毒と聞いて誰もがイメージするのが、学校で習った水俣病(メチル水銀中毒)だろう。

 

しかしあちらは「有機水銀」、一方でアマルガムに使用されているのは「無機水銀」だ。

厳密には無機だから何ら問題ない、という話でもないが、少なくとも「直接」アマルガムに起因する重篤な健康被害に関するエビデンスは見つからない。

 

ただしアマルガムやパラジウム合金によるアレルギーを指摘する人も存在するのも確か。

しかし、少なくとも何らか自覚症状を感じていないのであれば、「アマルガム=水銀」と大騒ぎして、すぐに詰め替える必要も無いと思う。

 

むしろ海外においてアマルガムが使用されなくなった大きな要因の一つは、そもそも水銀を素材として使用することをやめよう=環境への配慮、だろう。

 

ただ、私は先述の通り「暇だったので」w この機会にコンポジットレジンへの変更をすることにした。

 

いざレジンへの詰め替え作業

ちなみにコンポジットレジン、要はセラミックとプラスチックの中間みたいなものなわけだが、

近年以前より格段に強度が増したため、多くの虫歯治療で採用されることになった。

 

そもそも高岡早紀が芸能人は歯が命、と言っていたころから人々は徐々に「白い歯」への憧れを抱くようになったわけだが、

昨今では芸能人に限らず、歯並びや色の改善など審美的な意味で自費診療のジルコニアセラミックなどに全て差し替える人も少なくない。

 

とはいえ今回使用するコンポジットレジン、虫歯に使われるのはいわゆるC1~C2程度までで、それ以上の深く大きい虫歯や、耐久度が要求される奥歯などにはいまだに銀歯などの金属が使用されている。

 

そんなこんなで本題の詰め替え作業。

米粒の半分くらいの詰め物が計4か所なので、麻酔無しで大丈夫でしょう!とのことで採掘作業開始。

 

、、って、削ってるのが意外に「痛いんですが」

どうも歯科医的に読み間違ったようで、わりと神経に届くレベルに深かったらしい。

さらに銀歯の下が虫歯になっていたという、いわゆる「二次カリエス」も発覚。

 

というわけで「薬詰めてからレジンかぶせますねー」に方針変更。

しかしこの「薬」、神経にめっちゃしみる!2種類ぐらい詰め込んでた気がするが、とにかくしみる!

 

さらに「これで被せた後に痛み出てきちゃったら、神経取らなきゃですねー」という地味に怖いことを言う始末。

っていうかすでにいま神経が刺激された結果、痛いんですがww

 

この後はささっと作業が進み、コンポジットレジンをぬりぬり、紫外線照射で硬化、噛み合わせチェック&研磨、ということで無事終了。

 

4か所、計3本。だいたい30分以内。

お会計は2500円程度。うん、まぁこんなもんよね。

 

最後「痛くなったらすぐ連絡してくださいねー」とのこと。

まぁ直後なんで、すでに微妙に痛い気がするんですがww

 

しかしとりあえず、歯医者でこうやって定期的にメンテナンス&健診しに行く、ってのも歯にとっては悪い話じゃないんじゃないかな。

 

アレルギーや審美的に悩んでいるならともかく、前述のように急いで銀歯をレジンに差し替える必要もないけれど、みんな毛嫌いせずに歯医者さんに行こうね!