四方山話シリーズ。いわゆる受動喫煙防止の観点から、セブンイレブンが灰皿撤去を加盟店に要請した、というニュースが話題になった。
率直に言えば、やっちまったなセブンイレブン、って感じ。
いや、確かに非喫煙者にとっては受動喫煙は避けたいものであるとは思うし、日本における曖昧な分煙化は明確にしていった方がよいとは思う。
とはいえ、、
たぶんポイ捨て増えるよ?こんなことしたら
ほとんどのコンビニでは店内でタバコを販売している。にも拘わらず、その敷地内に灰皿が全く無い、というのはとても違和感を覚える。
例えば、コンビニおにぎりをコンビニの敷地内で食うなってことだ。おかしい。おにぎりのごみもコンビニに捨てるなという話だ。おかしい。
というか、確実にポイ捨てが増えるね。これは喫煙者全体のマナーが悪いから、という観点ではなく、少なくとも今までは灰皿があったからこそ、そこに捨ててくれていた人が捨てる場所に困る、という事象を引き起こす。
渋谷におけるハロウィンイベント時のごみ問題が深刻な状態になっているのに、一体セブンは何を考えているんだろう?というかまさかこの現代において、「善意」程度で解決できるとでも?
ポイ捨てで困るのはコンビニ店員さん
ポイ捨てされたタバコを拾うのは一体だれになるのだろう?
まず間違いなく、敷地内の清掃が業務の一環となっている「コンビニ店員さんたち」だろう。
昔に比べて、ただでさえコンビニにおける業務はどんどん膨大になっていく一方だ。
どんなに効率化しようとも、人ひとりがこなせる業務量には限界もあるし、個人差もある。
そこにさらに「たばこのごみ拾い」まで加わるのだろうか?
そもそもたばこをポイ捨てするヤニカスが悪い、とかどっちが悪いとか言う単純で頭お花畑な話をしているのではなく、
結局現実問題として、灰皿を置かないことによって、かえってやらなくていい仕事が増えてしまうのではないか?という懸念を言っているわけ。
むしろ喫煙者のマナーや善意に頼るのであれば、灰皿はほんの敷地の隅っこにでも確実に設置しておくことをお勧めしたい。
それでポイ捨てすれば、「なぜポイ捨てするのか?」と喫煙者を責めるロジックも成り立つからだ。