※2019/09/03 「復活」の追記在り
2019年4月10日、突然とある1通のメールが届く。
タイトルは、「【重要】パブー閉店のお知らせ」
、、おいおい、マジかよと。ついに来るべき時が来た感。
最近こそ利用機会は減ったものの、一時期(電子書籍の黎明期)は結構盛んに使っていた記憶がある。
それこそ主観的にはネット文化上において、電子書籍が身近になるきっかけを作ったサービスの一つだと思っているし、大げさに言えば一時代を築いた感すらあったもんだが。
そもそもパブーと言えば?
知っている人は知っていると思うが、そもそもパブーは2016年10月に運営会社が変更になっていたんだよね。
元々は株式会社ブクログが運営していたわけだけど、その時期に株式会社トゥ・ディファクトに移管されたわけよ。
まぁ販売者側としては、デジタルコンテンツのDLmarketを提携販売先に選べたり用途が広がった感があったと思うけどね。
、、とはいえ、そのDLmarket自体も不正アクセス事件を発端に2019年6月の全サービス終了を発表したばかりだよね。
※ちなみにブクログはWeb本棚サービスが根強い人気で好評だし、トゥ・ディファクトも本業のhontoなどパブー以外は好調な様子。
まぁネット上でモノを売っていくってこと自体が色んなリスクがあるわけだし、
電子書籍って形態も未だメジャーとは言い切れない中で、パブーのサービス終了はある意味で仕方ないことだったのかなぁと思うわけよ。
パブーからのお知らせは?
さてさて、実際のメール本文はこちら。
詳細自体は公式サイトのFAQでも見てもらった方がいいわけだけど、
ざっくり言えば2019年6月で新規登録停止、9月で販売停止(閉店)、11月にはログイン自体を停止する(全サービス終了)って流れ。
まぁパブーはパブーなりの独自の空気と言うか文化が好きだったんだけど、
例えば今後、電子書籍を販売しようと思ったらそれこそAmazon Kindleでいいわけだし、買う側も真っ先にAmazonに覗きに行くような現状があるよね。
さらにパブーの魅力の一つだった電子書籍の作成サービスに関して。
これは私も過去に試したことがあるけれど、ぶっちゃけPDFにしたいだけであればどんなアプリでも出来ることだし、
ePub仕様にしたいのであっても現在はフリーソフトもあるので大して困らないという話だよねぇ。
閉店に際して、購入者にとってかなり救いなのは、今まで購入した(ダウンロードした)モノは何の問題も無く閲覧可能と言うこと。(そりゃPDFかePubだからね)
これが仮に独自規格でパブー専用フォーマットにこだわっていたら、アフターケアが結構めんどくさいことになっていたんだろうなぁと。
まぁ最後もパブーらしいキレイな幕引きと言ったところ。
ちなみに著者さんの売り上げはきちんと振り込まれるみたいだから、販売者のかたは忘れず9月までに振込先の口座登録情報をチェックしておこうね。
それでは、これからのさらなる電子書籍業界の繁栄を祈って。今までありがとう、パブー。
追記:いやっ、まだだっ!!
全国一億三千万人のパブーファンが悲しみに暮れ、いよいよ閉店までわずかな日数を残すのみとなっていた時、こんなメールが。
本年4月にパブーを9月で閉店するとお知らせしておりましたが、このたび、運営会社を変更し継続することになりました。
なん。。。だとっ!まさに拾う神というやつだ!! というわけで、パブーがこれからデザインエッグ株式会社の元、生まれ変わっていくというわけだね!
ちなみに実はこの会社、起業当時パブーとは浅からぬ因縁があるようで、、
そう、だからこそ!パブーの引継ぎにかける情熱を、ぜひ下記の代表取締役のメッセージから感じ取ってみてほしい。
しかしパブーからのメールが嬉しいお知らせというのはかなり久しいよねw 基本あまり良いニュースばかりではなかったのでw
というわけで、今後も温かく見守りつつ、応援していきたいと思っている次第。