よつまお

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PCデータ移行バッチ-ReadMe

以下マニュアルは2009年頃まで私が所持PCにて主に使用していたものである。
異環境下でもアレンジ次第で参考に出来る箇所もあるため、ここに記載しておく。
なお、各DOSバッチの中身については、別記事にて詳細を記述していく。

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PCデータ移行バッチ ReadMe

1.概要

<データの移行は10GBで1時間が目安。「新PCへのデータコピー」からの 操作は、その間メール送受信・プログラム起動を行うとデータの同期が取れなくなる可能性があるので、アイドル時などを利用しできるだけまとめて行うこと!!>

■ほぼ全ての操作をコマンドラインから実行するため、移行スピード・エラー回避率アップが望める。基本的に全てコマンドライン上のメッセージに従うことで、自動再起動・ログインが可能で、対話式で操作を進めることができる。

■旧PCの利用ユーザ(データフォルダがあるユーザ)はドメインユーザの1アカウントのみとし、初期設定時のデフォルトユーザは「user」ときのコマンド構成。

■マイドキュメント・デスクトップ・ブラウザ・メールデータ・標準アプリケーション設定を移行することを想定。
<スタートメニュー・Local Settingsは除外する>

■新PCの共有フォルダに旧PCデータをコピーし、さらにそれを新PCの各フォルダに展開する。
<バッチを正しく実行する限り、旧PC設定・データには影響を及ぼさない>

■バッチ構成:
・00Set.bat→コマンドラインサポートツールインストール
・01Rename.bat→コンピュータ名の変更
・02Join.bat→ドメイン参加
・03AddUser.bat→ユーザの追加
・04NewPC01.bat→共有フォルダ作成
・05OldPC01.bat→新PCへのデータコピー(旧PC側で実行する)
・06NewPC02.bat→新PCへのデータ反映

■アプリケーションのプログラム自体は引き継げないのでそれぞれ別途インストール。

■事前確認:
・あらかじめ移行ツールをフォルダごと新PCのデスクトップにダウンロードしておく。
下記にアクセスしユーザ名とパスワードを入力してください。
(\\移行ツール)
・ネットワークのプロパティ→ローカルエリア接続のプロパティ→ファイルとプリンタ共有にチェック→OK
・ローカルエリア接続のプロパティ→詳細設定タブの設定→ファイアウォールの例外タブ→ファイルとプリンタ共有にチェック→OK
(・exeコマンド:cacls,netdom,netsh,wmicが使用できること)
・新旧PCともに、LANを接続した状態で起動させておく
・設定前に、旧PCにインストールされていたブラウザやメーラーを新PCにインストールしておく。インストール・初期起動後に各種設定/設定のインポート/再起動等を促されても、そのままキャンセルする。

2.手順
以下手順は基本的に全てDOS画面のメッセージに従って進めてください。DOS画面上で文字列を入力するときには、必ず正確に入力した後エンターを押してください。

■新PCにダウンロードした移行ツールフォルダ内の「00Set.bat」を実行。
○コマンドラインサポートツールをインストールします。

コマンド画面に従って進めると、自動で再起動されコンピュータ名の変更へ進む。

■コンピュータ名の変更「01Rename.bat」
○再起動後、自動でDOS画面が起動するので、表示されるメッセージに従って、コンピュータ名の変更を進めます。

設定変更後は自動再起動が行われ、次の操作のドメイン参加「02Join.bat」に進みますが、すでに正しく設定されていた場合は、設定変更及び再起動はされず、そのまますぐに次の操作へ進みます。

■ドメイン参加「02Join.bat」
○再起動後、自動でDOS画面が起動するので、表示されるメッセージに従って、ドメイン参加を進めます。

設定変更後は自動再起動が行われ、次の操作のユーザの追加「03AddUser.bat」に進みます。

■ユーザの追加「03AddUser.bat」
○再起動後、自動でDOS画面が起動するので、表示されるメッセージに従って、ユーザの追加を進めます。

設定変更後は自動的にログオフされ、次の操作「04NewPC01.bat」に進みます。
自動ログイン後はコマンド画面が開きますが、途中で「アンチウイルスのインストール」画面が開いた場合は、インストールウインドウが閉じるまで10分~15分程待ってから、コマンド画面の操作を進めます。

■共有フォルダの作成「04NewPC01.bat」
設定完了のメッセージが表示されたら、DOS画面はそのままにしておき、旧PCから「\\新PC番号\new」にアクセスして「05OldPC01.bat」(新PCへのデータコピー)をダウンロード・実行する。

○再起動後、自動でDOS画面が起動するので、表示されるメッセージに従って、共有フォルダの作成を進めます。

※旧PCでの操作が終了次第、再度ここで開いたままのDOS画面を使用するので、そのままにしておく。(ノートPCの場合は、バッテリに注意)

※今後の操作はデータコピー・反映を行うので、まとまった時間が必要。プログラムの起動は極力しないようにしないと、新PCとのデータ同期が取れなくなるため、できる限り空いた時間で最後まで一気に行うこと。

■新PCへのデータコピー「05OldPC01.bat」<旧PCで実行>
!!DOS画面に表示されたメッセージを遵守する!!
※エラーが表示されてもそのまま終了するまで待つ。
※コピー中はプログラムの起動・メールの送受信は極力しない。
(コピー時間は10GBで1時間は必要。特にメール送受信は新旧PCでデータ内容の同期が取れなくなるので、その間は起動しないこと)

○旧PCから新PC上に作成されている共有フォルダ「new」へアクセスし、「05OldPC01.bat」をダウンロード・実行する。

データコピー終了のメッセージが表示されたら、新PCで開いたままにしてあるDOS画面で何かキーを押す。→自動で新たなDOS画面が起動し、新PCへのデータ反映「06NewPC02.bat」が行われる。

■新PCへのデータ反映「06NewPC02.bat」
!!DOS画面に表示されたメッセージを遵守する!!
※エラーが表示されてもそのまま終了するまで待つ。
※コピー中はプログラムの起動・メールの送受信は極力しない。
(すでに旧PCからのデータ取り出しは終了しているので、ここでは旧PCの操作は行っても構わない。ただし、メール送受信・データ編集を行った場合は、当然新PCとの同期はとれない)

○新PCで開いたままのDOS画面で何かキーを押し、新たに開いたDOS画面のメッセージに従って新PCへのデータ反映を進めます。

完了のメッセージが表示されたら、データ移行は終了。
再起動を促されるので、急ぎの操作がなければできる限りその場で再起動しておく。

アプリケーションプログラムは別途インストールし、その他PCで設定変更する部分があれば各自行う。

データコピー時に使用した共有フォルダ「new」はCドライブ直下にそのまま残されているので、データが正しく移行されているのを確認次第、削除しておく。

3.補足

※処理中のコマンド画面を途中で閉じてしまった場合
 処理されるはずのコマンド画面が自動実行されない場合

→C:\移行ツール内から該当のバッチファイルを実行
<旧PC上で行うバッチは、\\新PC番号\new内のファイルを実行>

(データコピーの手順のバッチを実行すると、再度コピーのやり直しになるので注意。)

※参考Report※
移行(データコピーから反映まで)に要する時間

テスト環境:
旧/DELL Optiplex 755(デスクトップ/CPU 2GB/メモリ2GB)
→新/ThinkPad X61(ノート/CPU 2GB/メモリ2GB)

移行ファイル・フォルダ数/容量:40,851ファイル/9,632フォルダ/17.4GB

旧PC→新PCへのデータコピー:約1時間
[この間は新旧PCの電源を落とせない/プログラムの起動・メール送受信はしないようにする。]

新PCへの反映:約40分
[この間は新PCの電源を落とせない/プログラムの起動・メール送受信はしないようにする。]

注※ファイル・フォルダ数に大きく左右される。

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※beta版について(標準版との違い)※

必須環境:FastcopyXX.zip内の一式
(作成者様サイトからのDL)

誰でも改変を容易にするために
REM行を追加しました。

その他、わずかに自動化処理が追加されています。

ReadMeと移行時間の参考には、変更未反映。

Win標準最速のxcopyを使用せず、
外部ツール最速のfastcopyをバッチ結合し、betaテスト中。

細部のテストまで至っていないので、途中で処理が止まる可能性有。
成功すれば移行時間をかなり短縮できるはずですが、
標準版のxcopyを使用したほうが確実です。