最近は大人の女性だけでなく、子供や男性も日焼け止めを使うことが徐々に一般的になってきたよねぇ。
いわゆる美白が持て囃されるようになって久しいけれど、まぁ紫外線って肌に悪いものだよねっていう認識が浸透してきたってことなのかな。
今じゃそれこそ子供に日光浴とか推奨しないわけでしょ?表記としても「外気浴」程度に変化していて。
昔は日光を浴びると皮膚でビタミンDが生成されて~、なんていうことがよく言われていたけれど、
栄養状態が良くなってきた昨今では、むしろ紫外線によるデメリットの方が大きいしね。
とはいえ、一時期この国ではガングロブームがあったので、私もその当時はセルフタンニング成分の入ったコパトーンの日焼けオイル塗って、必死にベランダで焼いていた思い出がw
そもそも私が幼い頃って、なんだか盛んにオゾン層の破壊&有害な紫外線の増加が常識的な問題として取り上げられていて、
それこそ小学〇年生的な雑誌でも、確かドラえもんがそんなことを言ってるマンガを読んだ記憶があったりする。
そこで、ふとした疑問。そもそも昔って日焼け止めの性能を表す「SPF」って普通に100とかあったよね?って話。
「SPF」ってどんな意味があるんじゃ?
ざっくり言うと、SPFの数値1ごとに約15~30分程度の間、紫外線(B波)から防御してくれる。(※〇〇分の幅は、ぶっちゃけその人の「焼けやすさ」次第なところが大きい)
ちなみに太陽光線に含まれる紫外線には波長の長さでUV-A波とUV-B波に大別されて(他にもUVCがあるけど多くはオゾン層で遮断されるのでひとまず除外)、
前者は主に黒くなる日焼けと肌の老化(シミやシワ)を引き起こすわけだけど、SPFで対象になるのは後者の方(いわゆる赤くなって痛くなる日焼けから守る)。
んで、例えば昔売っていたSPF100ってのは、SPF1=20分バリアという単純計算をすると、なんとおよそ33時間越えの効果w
もう一日の時間数超えてるやん!ってことであまり意味のない数字だったので、 メーカーの数値インフレ競争も見直されることになったわけよ。
ちなみに海外製のは今でも平気で100とか売ってるけどね。
まぁこれは人種的な肌の弱さとか、地域的な日照時間の長さや紫外線の強さ&多さ、さらには体を毎日洗い流す習慣の有無などなど、色んな要因があると思うけどね。
てか私が子供の頃に海やプールに行くときにSPF100とか塗ってた時代は、テクスチャーが全然伸びないし、
顔なんかに使った日にゃ、不自然にめっちゃ真っ白になったり、後で落とすのも大変だったり、果ては肌荒れとかしてたわw
結局その当時のものって、今ほど「白残りしない」とか「敏感肌に最適」的な売り文句はあんまり重視されてなかったから、成分が強かったのかなw
んでんで、例えば最近の化粧品でも一般的なSPF25や30とかってのは、上記の計算方法でいくと大体10時間程度は効果が期待できるわけ。
ってことでそもそも昼間に外にいる時間はこの程度の範囲なので、SPFなんて30程度で十分なんや!って流れが一時期あったわけ。
、、、とはいえだ、先述のようにこの数値は個々の肌によるというか、体質的な個人差があって、なんだったら汗や皮脂で流れてどんどんその日焼け止め効果は落ちていくわけ。
さらに海なんかで泳ぎたい人にとっては、当然陸よりも紫外線を強く浴びやすいし、
水で落ちたりも必然なんで、やっぱSPF50くらい必要なんじゃね?ってことでまた数値の表記が回帰していくのよね。
(最近は50「以上」という意味を表す、SPF50「+」って表示もよく見かけるね)
ところで同じく「PA」ってのはなんじゃ?
SPFと同時にまず間違いなく日焼け止めのパッケージに併記されているのが、「PA」(この後に「プラス」が幾つか付く)っていう表示。
これは先述のUVAに対してのブロック効果を表すものだね。
ちなみにUVAって言えばブラックライトにも使われている波長の光なので、赤くなったり痛くなったりせずに健康的な小麦肌になりたい人にとっては、日焼けサロンがいいってわけよ。(もちろん皮膚の老化リスクはあるけどねw)
さてさて、そんなPA表記。これは長年PA+++(スリープラス)程度が主流だったように思うけど、
近年はその上の新しい基準のPA++++(フォープラス)も普及してきたよね。
んでそんな紫外線対策商品の中で、なんとなく店頭で目に入ったのでゲットしてきたのがこちら。サンベアーズ ストロングクールプラス。
「最強」って文字がインパクトあるよねw UVカット効果は、現状の業界標準最高のSPF50+、PA++++となってるね。
さらに暑い季節には最適なサラサラ透明タイプ、そして冷たい使用感とのこと。当然ビーチなどでも心強い、ウォータープルーフ仕様。
あわせてパッケージ裏面も見ておこうか。
一応肌荒れ防止として、グリチルレチン酸も配合されているようだね。(抗炎症効果で有名な甘草(ステビア)のグリチルリチンを加水分解したものだね)
まぁ最近は各社がこぞって「肌への優しさ」も重要なセールスポイントとして競い合っているけれど、
結局のところ、日焼け止めに配合されている紫外線吸収剤や散乱剤ってのは、その効果の強さ向上に比例して、肌が弱い人にはかえって荒れてしまうこともあるんだよねぇ。
メーカーも商品化にあたってきちんと検査した上とはいえ、何だかんだ肌質的な個人差は避けられない部分だからね。
余程の安物でない限りアレルギーになりにくいとは思うけど、ガンガン使う前には一応パッチテスト的なことをして試してみることをお薦めするよ。
まぁその点、上記で紹介した日焼け止めのサンベアーズシリーズは、色んな成分が配合されているんだけど、
メンタームブランドの近江兄弟社が販売しているからきっと安心w(訳わかんない海外製品よりはねw)
しかし本当にいつの頃からか、この国の夏は亜熱帯化したんじゃないかってほどキツいものになったけれど、
紫外線対策にはやっぱり老若男女問わず日傘を使ってみたり、いずれ今後は暑くてもむしろ長袖など露出を控えた服装も当たり前になってくるのかもしれないよね。
ってことで、日焼け止めに関しても必要な季節になった時にすぐ使えるように、自分の肌に合ったものや好みの使用感の商品をきちんとチェックしておこうね。