年末からの疲れが溜まってたのか、はたまた年始にハードに動きすぎたのか、帯状疱疹に罹ったのでその雑記でも。
いやー、そんな自覚ないんだけどねぇ。でも一度なっちまえば、結構いろいろと特徴的なので次からは対処がとれるってもんよ。
当該記事の最後段には、お楽しみ(?)の患部画像があるよ!レベル1からレベル3まで。グロ注意だ。
まずは基礎知識
・水疱瘡(みずぼうそう)に罹ったことのある人がなる
・加齢または免疫力が下がっているときになる
・水疱瘡が未罹患の人以外にはうつらない
・接触感染。概ね瘡蓋が出来るまでがうつる期間
・基本的には体の片側だけに発症
・はじめはピリピリとした違和感のある痛み
・次第に痛みは強くなり、水ぶくれを伴った発疹
・自然にも治るが、治りが遅く、傷跡も痛みも残りやすい
・なので、早期に抗ウイルス薬の投与が望ましい
・抗ウイルス薬は、早めから飲まないと効果が薄い
・神経のダメージが残ると、後遺症で長く対処が必要
女性がなりやすい口唇や口角に出来るいわゆる風邪の華、とは親戚関係。んでもって胴巻きが一周すると、、なんてのはただの迷信なので心配無用。
しかし、首や顔、耳や目の付近は、重症化すると大変なので要注意。
病院に行くまでの経過
・1月20日 左上腕が撫でただけでひどく痛い。一日中しびれるような感覚。
物を落としやすく、握力低下を実感。ただし、この時点では寝違え?筋肉痛?筋を痛めた?程度の認識。
・1月21日 左上腕の痛みは相変わらずだが、ロキソニンでまぎらわす。夕刻、上腕の痛みが消える代わりに、下腕・手に痛みが移る。
夜、左肩、脇腹、肩甲骨あたりに痛みが移る。ただし、この時点でもその日一日わりと重たい荷物を持つなどしたため痛めたのだろう、という認識。
・1月22日 朝、痛みで目が覚める。左上腕や下腕・手などの痛みが消える代わりに、胸・わきの下・肩甲骨の鈍痛と疼痛。ロキソニンを服用。インドメタシンを塗布。
夜、痛みのある部分の皮膚が赤みを帯びてくる。ただし、この時点でもインドメタシンに添加されたカンフルやメントールによるかぶれかもしれない、という認識。患部の二次感染防止のため、アジスロマイシン服用。
・1月23日 朝、痛みで目が覚める。痛みの強度と割合は増加。該当部分の赤みや腫れも増加。
夕刻、ついに左胸に水ぶくれ発生。いよいよ異常を感じる。素人目に見ても、まさかの帯状疱疹か?という状態だったので、最寄りの皮膚科兼ペインクリニックへ駆け込む。
診断の結果と薬について
はい、帯状疱疹です。秒殺の診断でした。
というわけで医師からその症状とこれからの対処法、後遺症の可能性、生活面での注意、治療薬のことなどを事細かに説明を受ける。
日常生活で制限を受けることはほぼなく、誰かにうつることもまず考えなくていいんだけれど、最も重要なことは"睡眠"。
帯状疱疹やヘルペスウイルス自体が、理由もなく活性化しないし、免疫が下がっている証拠なので、こんなときこそ静養ってやつです。
薬を飲んで規則正しい生活を送っていれば、1週間もすると沈静化、2週間で快方へ、3週間で傷も治り始めるといった大まかなスケジュール。
さて、診察の次は処方箋をもって、薬局へ。ここで薬剤師のかたに"時間との戦いだから!"ってことで、薬を早く飲むように、そして必ず飲み切るようにめっちゃ脅されるw
まぁ確かに水ぶくれ発生の当日だけど、痛みの自覚症状からは3日目になるからね。そもそも発症から1週間過ぎちゃったら飲んでもあんまり意味ない薬らしい。
んでその抗ウイルス薬は、血中濃度が安定するまで日数がかかるし、単に増殖を抑えるだけにすぎないので、尚更急がないとってわけで。
てことで病院に行ったのは夕方だけど、今日のうちに2回分を必ず服用するようにってことに。
もらった薬と使用感
・ファムビル250mg---肝心かなめの抗ウイルス薬。帯状疱疹の薬の最新世代であり第一選択。一回2錠を一日3回、計7日分。
・ロキソニン60mg---解熱鎮痛、抗炎症。
・レバミピド100mg---ムコスタ。胃粘膜保護。主にロキソニンとセット。
・メチコバール500μg---ビタミンB12。損傷を受けた神経ダメージの回復を促す、らしい。エビデンスがよくわからん。気休め?
・メキシレチン塩酸塩50mg---抗不整脈薬メキシチール。なぜ不整脈?ってなるわけだが、これは保険適用のため。実際には神経の疼痛に対する処方として。この代わりにリリカの方が一般的かもしれない。
・ゲーベンクリーム1%20g---外用の抗菌剤。水ぶくれの潰瘍保護と肉芽回復促進のため。
使用感は、、、正直まだ現時点では違いや効果がよくわからんw ただし、薬が切れてくると疼痛や鈍痛といった神経痛が襲ってくるので、それであぁ薬が効いてるんだなって分かる、、ってそれはロキソニン効果じゃなかろうかw
まぁこれはきっと使っていないケースと比べると一目瞭然なのかもしれんね。少なくとも間違いなく、痛みの範囲や頻度・強度、そして赤みや発疹・水ぶくれの悪化は防げている。
さて、気になるのはお値段
診察の料金自体はは、初診でもたったの千円ちょっと。うん、良心的。
って思ったら、薬局での薬代で驚愕。ななな、なんとぉーーーーー!!!!
ななな、7,000円超!!
いや、安いと思った方、高いと思った方、様々だろうけど、これでも保険適用での薬価だからね?
そしてこの薬代のほぼ8~9割近いレベルを、先述の抗ヘルペスウイルス薬のファムビルが占めている感じ。
てことで、診察代とあわせれば、諭吉さんが飛んでいく約1万円くらいは覚悟しておこうね、って話。
いやぁ、帯状疱疹って高いんだね。要は自分の心身をいじめていると、あとで高くつくってやつです。気を付けましょう、うん。
お待ちかねの患部写真
病院に行った当日のぴちぴち出来立てホヤホヤの頃のもの。はい、一応グロ注意ってことで。
まずはレベル1。背中の発疹のアップ。
うん、もうすでに水ぶくれが潰瘍になっているね。寝ているときなのかな。背中だから既に気づかない間に出来てた潰れてたってやつです。
まぁこんなもんが目に見える位置に出来てても、帯状疱疹とは気づかんかもしれん。
はい、次はレベル2。胸の発疹と水ぶくれ俯瞰。
この患部の下方にはビーチクがいるわけだけどw 写真で見るよりも実際はもっと広範囲に赤く目立つ。
まだ水ぶくれまでに至っていない発疹もあるね。一番炎症も痛みもひどいのはやっぱり水ぶくれの部分。
いよいよ、レベル3。胸の水ぶくれアップ。
うん、きもーい。完全に気持ち悪いイクラちゃんですw 今日のおかずはイクラにしようと思っていた方、めんごめんごw
いや、拡大してみるとほんとイクラそっくりな見た目なんだよねw もうこのくらいに水ぶくれになると、あとはつぶれるのを待つだけの状態って感じ。
まとめ
みなさん、自分の健康には気を付けましょう。疲れやストレスをためずに、適度な休息とバランスの良い食生活を。
ちなみに生活習慣の乱れによって、帯状疱疹やヘルペスは癖にもなりやすいので、発症リスクを抑えるにはL-リジンがいい、という研究も米国ではあるようだね。アルギニンとのバランス説。
まぁプラセボ程度にサプリもお試しあれ。