2019年夏期コンペ分。
多くてもせいぜい200文字程度で収めつつ、テーマに沿って仕上げる形式。
セルフレビュー
まぁこの手の願い事は幾度も書いてきた気がするけれど、私的にはいわゆる「本当に心を許せる」なんていう関係性が果たして世の中に存在するのかと疑うほどに、自信をもってトモダチがいないと言える。
というか、友達。ではなく「トモダチ」というカタカナで表現されるライトな雰囲気の、かつ軽い間柄の知り合いさえ、果たして何人数えられるだろうかという話。
もし同級生に道端で出くわせば、それはその時トモダチ、と評することができるかもしれないけれど、私にはもっとカッコ書きの真の「友達」が欲しいなと思っている。
ささやかな願い
トモダチの人数、ゼロ。
幼い頃は体が弱く学校を休みがちだったこともあり、人との接し方が分からず、いわゆる友達作りは上手くいかなかったものだ。
こんな私でも夢の中では、あり得たはずの「トモダチ100人」の充実した日々を送っていることがある。
親友、盟友、戦友……そんな仲間の存在に私は積年の憧れを抱いているようだ。
もう若者と呼べる年齢は過ぎてしまったけれど、せめて現実でもあと少しだけ踏み出せる勇気が欲しい。