定期的に世の中には激辛ブームが訪れるよねぇ。特に最近ではセブンイレブンにおける蒙古タンメン中本とのコラボ商品が定番人気となっていたりとか。
唐辛子においていえば、ハバネロ、ジョロキア、キャロライナリーパー、、などなど人はさらなる辛さという刺激を求めて、時代は繰り返すってやつかな。
そんななか今回は、密かにファンが多い「花椒」の魅力に迫ってみようと思う。
読み方は「かしょう」といって、中華料理の中でも四川料理においては、「麻(しびれ)」を担当する「ホアジャオ」として非常にポピュラーなスパイスだね。
入門に最適なS&Bの花椒
スパイスといえばエスビー。ということで瓶詰めのパウダータイプをスーパーで買ってみたよ。
ちなみに袋詰めなどでいわゆる「ホール」状態の「実」そのものも売っているんだけど、利用用途としては粉末になっているものの方が使いやすいと思う。
ちなみにエスビーにおいては、読み方が「ホァジョー」と記載されているね。
内容量は12g。これで200円弱。
意外と少ないように感じてしまうかもしれないけど、初心者にとってはそれほど多量に使用しない(というか出来ない。なぜなら独特の苦みが出る)ので、これでも結構長持ちするよ。
チャイニーズペッパー(中国山椒)の別名を持つこの香辛料は、日本で使用される山椒とはむしろまったく別ジャンルの風味。
その爽やかな香りこそ似ているものの、大きな特徴である「舌や口腔内がピリピリとしびれる感じ」は、花椒を料理に使用する際の醍醐味だね。
しかし単純に辛さのレベル、といった観点で言えば唐辛子やカラシ、ワサビには遠く及ばないので、コショウのように風味付けや味付け程度の位置づけ。
逆に言うと、食後に胃を痛めたり、翌日に「お尻が火を吹く」ことはないので、辛さに弱い人や子どもにも安心っちゃ安心。
また一方で花椒は漢方の生薬としても利用されていて、健胃、鎮痛、駆虫など通常の山椒と似たような効能も持っているよ。
花椒の使い方や合う料理は?
使い方はほとんど自由といっていい。料理に混ぜて使ってもいいし、あとから振りかけても風味が強くて美味しいよ。
ただ先述のようにかけすぎると独特の苦みが出やすくなってしまうから注意。
その辺りは正直好みだとは思うけど、もちろん使えば使った分だけ香りとしびれる辛さがレベルアップしていく感じだね。
さて実際のところ、どんな料理に使用したらいいか?というと。
エスビーによれば、炒め物やマーボー豆腐に推奨しているようだね。というかそもそも麻婆豆腐の「麻」は冒頭で言及した通り、このホアジャオのしびれが欠かせない。
最近ではいわゆる汁無し担々麺でも良く使われるようになったし、そのしびれる辛さを売りにしたチルド、冷凍食品やカップ麺なども多いね。
個人的に合うものとして例に挙げると、ステーキ・炒飯・カレー・牛丼・親子丼・かつ丼・トースト・ミートソーススパゲティ・グラタン・チーズ・トマト、などなど。とりあえず和洋中なんでも合う。
ただ、どちらかというと肉や脂が多いものとか、味の濃いものに合うかもしれないね。
でもなんだったら個人的には白いご飯にそのまま振りかけて食べたっていいと思う。
もちろん人によって味覚は千差万別なので、いろいろな食材やメニューで試してみて自分なりのレシピを考えるのもまた楽しいと思うよ。
まぁ唐辛子系の衝撃的な辛さに比べちゃうと、ぶっちゃけ地味な脇役感が否めないんだけど、むしろ一度その「しびれ」にはまるといい意味で中毒になること間違いなし。
どうせなら若者層やSNSでバズでも起きて、もっと一般的な人気商品になってくれないかなぁとさりげなく思っていたり、、
とりあえず手軽にいつもの食卓に「刺激」をプラスアルファできるから、主夫・主婦の方々にもオススメ。まずはお試しあれ。
それではみなさん、良い花椒ライフを!