パッチワークやキルトなど、あるいはペーパークラフト含めて、手芸etcを始めてからの永遠のテーマが道具選び。
特に悩みの種のひとつだったのが、個人的にはハサミでね。価格や品質はもちろん、いかに使いやすくて自分に合うかっていうのもポイントで。
私も一応フェルト手芸なんかを趣味でやっているので、一時期は切れ味が良くて長持ちするハサミはないかなーと探し回っていたわけよ。
最終的に色々試した結果、ここ数年はまぁこれでハズレは無いよねってことでとあるハサミに落ち着いていて。
というわけで今回は、洋裁・和裁問わず、全ハンドメイドクリエイターにとって定番の「庄三郎」をちょっとだけ布教してみようと思った話。
説明不要の庄三郎ブランド
とりあえず普通に手芸屋さんに行ったりすると、お手頃価格かつ抜群の知名度のクロバー製とかあると思うのよ。
あるいは刃物と言ったらドイツやろ！ってことでツヴィリング・ヘンケルスとかもわりと人気。
そこに今回の「庄三郎」(SHOZABURO)って、随分と無骨なネーミングｗ というか響き的に包丁でも作ってるんかって思ったりするわけだが。
知っている人は当然知っている、けれど知らない人はまったく知らない。そんなハサミ専門の老舗メーカー。さりげなくキッチンバサミはラインナップされていたりする。
とりあえずまぁ見てくださいよ、実物を。
わりと数年間愛用しているけれど、まだまだ安定の現役選手。まぁパッと見は特に飾りっ気の無いなんの変哲もないハサミだけれど、ずっと使っていても切れ味が落ちていない。
一応持ち手の白い部分がちょっとしたクッションになっていてね。全く手が痛くならない！ってほどではないにしても、柔らかすぎず硬すぎずっていう感じかな。
(っていうか私的には、下の持ち手には3本指を入れて、その前方の「くの字」のくぼみに人差し指をかける持ち方です)
ちなみにこちらは庄三郎の中でも安価なクラスに属するホームスターシリーズ。
裁ちばさみ形状だけど手芸に限らず、事務用品としても使えるカットワーク全般の万能選手。
ハサミの留めネジの部分にさりげなくSHOZABUROの刻印。なおこちらはステンレス製。
いやしかし、わりと写真で見るより実物はもっと年季が入っているわけだがｗ
それこそこれに辿り着くまでは基本的にケチな性格なので、某ダイソーなどの100均製品の数々を買っては裏切られ、または買っては刃をダメにしを繰り返してきたもんよｗ
実際の使い心地は？
とりあえず良く切れる。そしてその切れ味が長く続く。ってのはおそらく誰もが抱く感想かなと。もちろん刃物は永遠ではないし、使い方にもよるけどね。
まぁ念のため一般論として、、ハサミの使いやすさって結構その人それぞれの手の大きさも影響するし、それこそ切れ味もジョキジョキ感が好きなのかサクサク感が好きなのか、はたまたスーッと感が好きなのか、などなど好みは千差万別だと思うのよ。
それを踏まえても、とりあえず「ハズレがない」って意味においては万人受けするんじゃないかなと。
特にこの刃の合わせ部分が絶妙でね。例えば安物ばさみをしばらく使っていると、次第にネジの緩みなんかで、布を切ったりするときに上手く切れない時があると思うんだよね。
布を巻き込むというか、食い込むというか、根本はまだしも刃先の方でクニャってなるっていうか。(伝わる？ｗ)
だけど庄三郎のハサミは根元から先まで、刃と刃が合わさるチョキチョキ感がずっと衰えないわけよ。
個人的にはその感覚がすごく好きなんだよね。まぁ逆にそのシャキン！と切った感が手に伝わるのが嫌いって人もいるんだろうけどｗ
さてさて、一応数年たってもまだ現役ってところを見せるべく。試しにフェルトを3枚重ねで切ってみよう。
この程度の薄いフェルトを重ねたぐらいなら、いかに使い古したハサミであっても庄三郎の手にかかれば刃先でスパッとサクっとですわ。
定期的に研いだりメンテナンスすれば、それこそずーっと使えるんじゃないかと思うレベル。
というわけで、良く切れるハサミないかなーってお探しのかた、そして庄三郎使ったことないぜって人はぜひ一度は試してみてほしいんだよ。そしてもし、庄三郎がアナタの長年の相棒として活躍してくれたら何より。
