よつまお

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【ワガママな人シリーズ】不機嫌な態度を表に出す人、隠すことをしない人

巷に一定数存在する「ワガママな人」をテーマに考えてみる。

 

人は誰でも機嫌が悪くなることがある。そしてその理由が明確にある時もあれば、これといって無い時もある。人間とはそういう実に曖昧な生き物だ。

 

しかし時に問題になってくるのは、掲題のような「機嫌がすぐ顔に出る」タイプだ。

今回はそんな人たちを紐解いてみよう。

 

そもそも機嫌が悪くなるのはなぜなのか?

先述のように、明確な理由が無い時も往々にして存在する。

端的には、成長期あるいは壮年期や老年期におけるホルモンバランスや心身の変化によっても引き起こされる。

こういった場合、その不機嫌さを抑えるのは当人にとって不可避に近いことだ。

 

その一方で、明確な理由がある場合もある。

というか社会生活を営むことが避けられない人間にとって、日々の人と人とのコミュニケーションはストレスが貯まるし、自分の思い通りにならないことや、時に自分を捨てることさえ要求されることはごまんとある。

それが結果的に個々のストレス耐性の度を越えると、機嫌の悪化を招くわけだ。

 

しかし、そういった「機嫌」は常に無意識に表に出てしまうことは正解なのだろうか?

そしてその不機嫌さをすぐあらわにする人はなぜ存在するのだろうか?

 

機嫌を表に出すことによる成功体験に起因する

「成功体験」はいささか言い過ぎかもしれないが、少なくとも「感情を表に出すこと」を是とする人は、そのことが自分にとってメリットをもたらすということを理解している。(意識的か無意識的かは別として)

 

端的な例を挙げれば、赤ん坊は泣くことによって自らの要求を他者に伝える。

おなかがへった、寝れない、暇だ、構ってくれ、とりあえず不快だ、などなど。それに対し親は試行錯誤しながら経験し、徐々に赤ん坊を理解していくわけだ。

これは言語というものを未修得な赤ん坊にとっては生存本能の一つで、決して責めるものではない。

 

しかしこの癖が、大人になっても抜けない人がいる。

つまり自分が不機嫌な態度を取ることによって、他者に自分の心理状態を察しさせ、その原因を探らせることと共に、改善を暗に要求しているわけである。

そしてその結果、当人は「機嫌を表に出すことによってのみで」自らの望む状況を作り出すことに成功するわけだ。

 

その内容の多くは、大抵の場合は言えば済むこと、あるいは話し合えば済むこと程度、なのであるが、当人にそれをしようという意識はまったく無い。

なぜなら基本的に不機嫌は自ら口に出すべきではない(これは後天的に身に着いた常識感覚に由来する)という発想くらいは持っているからだ。

とは頭では理解しつつも、実際は顔や態度には出てしまっているわけだが、多くの場合、当人はそれにすら気づいていない。

 

そんな時にアナタが取れる対処法は、大きな心で受け入れるか、妥協して諦めるか、はたまた距離を取るか、だ。

決して真剣になって改善させようとしてはならない。それはアナタ自身が無駄に疲弊するだけだ。