現役の美容クリニックの看護師のかたに、医療脱毛について、体験者目線と施術者目線それぞれでレビューしていただいたご意見を掲載。
看護師が脱毛を体験
脱毛について自身や周囲の考え
私は脱毛をして本当に良かったです。まず、自己処理による肌トラブルから解放されました。
脱毛前はほぼ毎日カミソリで自己処理を行っていたため、カミソリ負けや埋没毛が起きていました。そのため、夏場でも肌荒れや埋没毛を隠すために肌色のストッキングを着用していました。
次に、自己処理の時間がかなり少なくなりました。今では、年に数回しか自己処理は行いません。その他は、更衣室での着替えも人目を気にせず行える等が挙げられます。
周囲の考えとしては、夫は脱毛に関して賛同してくれています。
私の腕や足をみて、「いつもスベスベだね。」と褒めてくれます。
そして、夫本人も自己処理が大変なため髭脱毛を開始しました。
最近では、男性の脱毛がかなり増えてきています。髭が群を抜いてどの年代(20代~50代)にも人気ですが、その他、腕・足・胸毛なども若い層に人気です。
しかし、男性の脱毛はしない方が良いという声も聞きます。男の人は「髭があった方がかっこいい」や「毛があった方が男らしい」等の理由が挙げられていました。
実際の施術の流れ
エステ脱毛も医療脱毛も大体の流れは同じです。
エステ脱毛:受付→専用の服に着替える→そり残しがあれば剃毛→アイスノンで冷やしながら脱毛部位に光を照射→着替える→脱毛後の注意事項の説明→終了
医療脱毛(現職場):受付→肌トラブルの有無や減毛実感の確認→着替える(専用の服は無いです)→そり残しがあれば剃毛
→冷たいジェルを塗布し(火傷予防・痛みを感じにくくするため)、光を照射→ジェルをとる→冷たいタオルで冷やす(肌を落ち着かせるため)→着替え→終了
脱毛の感想やその後の仕上がり
特に脱毛されている方が多い部位順で記載してみます。
ワキ脱毛
エステ脱毛(3回程)→家庭用脱毛器(数不明)→エステ脱毛(5回程)→医療脱毛(8回程)という流れで脱毛を行っています。
エステ脱毛と家庭用脱毛器で脇の7割程度の毛は無くなりましたが、3割程度は濃い毛がずっと残っていました。
私の腋毛は無くなることは無いと諦めていましたが、医療脱毛を経験したらほぼ生えなくなりした。近くで見るとうっすら吸本生えているのみです。
VIO脱毛
家庭用脱毛器(数不明)→医療脱毛(6回程)という流れで脱毛を行っています。
家庭用脱毛器はVの上の方や足の付け根の方は効果がありましたが、IやOにはほとんど効果が無いと思います。
医療脱毛はまだ6回目なのでまだまだ毛は生えていますが、全体的に毛量が減ってきた実感はあります。
腕や足の脱毛
家庭用脱毛器(回数不明)
家庭用脱毛器でほぼ毛がなくなりました。うっすら数本生えていますが、かなり近くで見ないとわからない程度です。
※個人的には脇とVIOと髭は毛根がかなりしぶといため、絶対医療脱毛が良いと思います。
医療脱毛は比較的料金が高いため、それ以外は家庭用脱毛器で脱毛を行うのがお勧めです。
家庭用脱毛器は5~7万円程度で購入でき、自分の好きな時間に脱毛できます。しかし、自分でコツコツ光を当てるのが面倒くさい方には向かないと思います。
施術前の不安や施術中の痛み
エステ脱毛と家庭用脱毛器は同じくらいの痛みの強さですが、医療脱毛はかなり痛いです。
私は痛みに強い方だと自負していましたが、特にVIOは脂汗が出るほど痛いです。
脱毛に来られるお客様もVIOに光を当てるたびに、痛みで軽く体が跳ね上がっている方が多いです。
痛みに関してはI(特に粘膜と近いキワの部分)が一番痛いと言われる方が多いですが、個人差があるようです。
また、初めて脱毛を行う時は未知の世界だったので不安を感じていましたが、私が経験したエステ脱毛のお店はスタッフの方が皆さん優しく、安心できました。
施術者目線の話
カウンセリング時に配慮していること
初回脱毛の方は、脱毛の原理、効果、料金などの説明を行った後に同意書をとって施術を開始します。
その時に脱毛によるリスクの説明もしっかり行っています。脱毛のリスクの一つは火傷です。
日焼けした後は火傷のリスクが高まるため、しっかりと日焼け対策をするよう説明します。
万が一、脱毛時に火傷した場合は速やかに皮膚科受診をするよう説明しています。
また、当院では脱毛のコースを組んだ場合、基本的には解約できないためそちらも強調して伝えています。
事前に注意してほしいこと、施術中に困ること
注意点としては、しっかりと事前に剃毛してきてほしいです。
そり残しがあると脱毛時に痛みを感じやすくなり、また火傷のリスクが高まります。そのため、そり残しがあると施術前に施術者が剃毛を行います。
Iの下の方やOは自分で剃毛するのが難しいため、そり残しが軽度あっても許容できますが、Vも割とそり残しがあると「もう少し剃毛頑張ってよ…。」と思ってしまいます。
施術中に困ることは、脱毛時に動く方です。
特に男性の髭脱毛に多い印象ですが、脱毛の痛みが強すぎて耐え切れずに顔が動いてしまうようです。
脱毛の光が違う場所に当たってしまう可能性があり、危険に感じます。痛みが強い場合は光の強さを弱めることもできますが、弱めると脱毛の効果が減少してしまうため、我慢される方が割といます。
良いクリニックを見分けるポイント
インターネットなどの口コミはサクラの可能性があるため、一番は実際にエステサロンやクリニックに通っている方からスッタフの態度や脱毛効果、予約の取りやすさ(←結構重要です。)などの評価を聞くのが良いと思います。
私が通っていたエステサロンでは、予約変更は予約日の3日前までという規定があります。
それを過ぎて予定を変更するとコースの1回分が無効になってしまいます。
また、肌トラブル(ニキビ等)がある場所や1か月以内に病院の薬を皮膚に使用したら、その部位は脱毛できません。
そのほか、剃毛用に持参するカミソリは電気シェイバーのみ可能で、持参するのを忘れてしまった場合、サロンで電気シェイバーを購入するかそり残しがある場所は光を当てずに施術となります。
規定が厳しいとせっかくコースを組んでも足が遠のいてしまいます。
また、脱毛料金以外にも剃毛料金や麻酔の料金など追加料金が発生するところもあるため、事前にしっかり確認した方が良いと思います。
まとめ
男女ともに、まずは脱毛に興味を持ってみることが第一歩。
クリニックやエステに通う前にも、家庭用の光脱毛器で後悔しない脱毛ライフをはじめてみましょう。
寄稿者:MKC
編:yotsumao