よつまお

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君の季節

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Self Review

 

高校時代のバンド活動に併せて書いたもの。 作曲も考えてある。

ジャンル的には詩、あるいは詞になるだろう。

 

当時流行りの曲調に反発し、カタカナ語を極力削った。

思春期独特の恋愛と私の体験がモデルだが、どうしても万人受けするようには仕上がっていない。

 

三部作として書き始め、その後2つの詞を追加して一つの物語としており、いつかこれをベースに一つの読み物として仕上げたい。

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君の季節 三部作

 

★1.君が見えない

 

人を愛するよりも 愛されることを知りたい そんなことを最近 思う

 

夢ならば覚めてほしいと ふと神様に願っていた 逃げたい現実に 悲しみの歌を込めて

 

さえない道を君と二人で歩いていた 月に照らされた 夜の 街路樹を 懐かしく思うよ

 

揺れる窓辺のカーテン 君からもらった物は 全てセピア色の思い出

 

色褪せ始めた君の気持ちに 寂しさを感じながらも この思いから羽ばたくよ

 

あのとき空はわずかに曇ってやがて 君の思いの ように 雲は消えていった

 

今は 人を愛するよりも 愛されることを感じたい 君に戸惑いながら 思う

 

夢ならば覚めてほしいと 未来に希望を持ちたいよ 見えない現実に 君への別れを込めて

 

戸惑う僕の心を笑うように君は 僕に見せなかった 顔を 今違う 人に見せていたね

 

心の奥にしまった もう一人の僕には 君の温もりがあればいい

 

今も 人を愛するより 愛されることを求めたい 君から旅立てた 思い

 

やっと断ち切った思いも 愛を欲しがっているよ ゆらめく現実に 君が見えなくなっていたよ

 

 

 

★2.君と出逢ってから

 

いつの頃からだろう 君とよく目が合うようになったね そう君と何気なく話すのが 好きだった

 

いつの頃からだろう 君と二人で居るようになったね そう君とただ一緒に居るだけで よかった

 

初めての冬が来て そして新しい季節の幕開けを祝うよ この瞬間に 君と

 

※歩み始めた 走り抜ける時代の中で 君と 色んなことを経験したね

 

いつまでも 生まれ行く時代の中で 君を 守って行こうと 思ったよ※

 

君と出逢ってから

 

無邪気な心で 不安なときでも 一人の静寂の中でやっていける 気がしていたよ

 

あの時から二人は 例え何が起きても手を取り合い そういつも二人で進んできたね

 

やがては春が来て いつか芽を出す華のように新たな気持ちで この場所で

 

移り行く街並みの中で 二人 成長し合い分かり合ったね 迷いながら

 

迷路のような道の上で 二人 恐れず行こうと 思ったよ

 

君と出逢ってから

 

色あせぬ思いで 見つめ合いながら 二人の夢叶えようと 思ったよ

 

※×1 君と出逢ってから……

 

 

 

★3.君の季節

 

輝く 季節の中で君と逢えてよかった うつむきがちな世の中で

 

涙の 存在を忘れることが出来た日々 君の季節の中で

 

目を閉じれば君が見えていた 他のどんなものよりも君が かけがえのない存在に思えた 切なさのひととき

 

優しさと安心を感じた 君の瞳の奥に

 

時間をすでに忘れかけていた 僕にとっては何より君が とても必要な存在に思えた 束の間の安らぎ

 

いとしさと嬉しさを感じた 君の心の奥に

なぜか君の笑顔の意味が 僕には伝わるよ そして

 

僕の悲しさの表情は 君に映っているだろうか

 

二人の 気持ちの中で思いは通じている 共にしている道の上で

 

いつもの 同じような生活をしているのに 君が離れていくような気がする

 

これから先に どんなことがあっても 君との関係が どうなっても

 

君はずっと僕の 大切な人

 

君と逢えてよかった 君の季節の中で

 

 

 

★4.You……

 

光を見ることさえも したくなかった 夜空の月の下で

 

目を閉じることさえ 出来なかった あの日の夜は

 

あの頃の懐かしい日々が 今でも瞳の奥に甦る

 

思い切りはしゃぎ回った 悲しみさえ寄せ付けないように

 

いつからか自分の存在を考えて 居場所を求めた

 

一人きりの夜が切なく なぜか懐かしかった

 

貴方が傍に居てくれさえすれば 他に何もいらない

 

 

 

★5.君

 

貴方の ような人に 巡り合えれば

僕の 未来は

 

変わっていたのだろうか 夢でもいいさ

逢えることが出来るなら

 

いつもの街並みの中で 何かが変わった気がしていた

 

そう 貴方の存在が 僕の心を変えていた

昔よりも ずっと 今に魅かれている 僕がいた

 

夏の終わりと冬の初めに いるような 風に吹かれていた

 

より一層美しく そしてより深く 人を愛することが

 

出来たなら 貴方の心は 見えるだろうか

いつか必ず そう信じながら やがて別れが 訪れる

 

秋の夕暮れに身を任せ どうなってもいいと 思えた夜もあった

 

より一層輝いて そしてより暑く 貴方を見ることが

 

出来たなら 夢でもいい 逢えるだろうか

春の午後には 芽の息吹を 僕の未来に 吹かせてほしい

 

貴方のいない 僕が またいつものように 歩き出す 少しずつ

 

立ち止まることも あっていい でも今は こうやって

 

いるだけでいい 貴方に×2 巡り合って よかった

 

いずれ 逢える時が来る 一人でいいさ 君を感じれるなら