さて、MCAでウォーミングアップが終了した私は、一つの通過点と位置づけていたMCDST(デスクトップサポートテクニシャン)を受けることに。
IT関連の方々、特にエントリーレベルとしてはは超おなじみMCP体系の資格。
この前後にいくつか別の試験を同時進行的に受けていたわけだけど、その話はひとまず置いておくとして。
もともとずっと気になる資格ではあったんだけど、そもそも受験料が多少高額だし、当時はMCPは難しい資格という先入観があって、なかなか受験をためらっていたんだよね。
まぁ結果としては
ぶっちゃけ受けてしまえば恐れるに足らなかったわけだが。とはいっても全く無知の状態で挑めるような資格ではないよね。
このMCDSTには、2つのMCP試験が必要。内容としてはXPのサポートテクニックとトラブルシュートといったところかな。
若干2003Server分野も含まれているんだけど、その名の通り、主にヘルプデスク分野のかたに人気の高い資格だよね。
私が受けた当時は、すでに新たなVistaトラックの試験が始まっていたんだけど、MCDST認定はXPトラック限定の資格でまだまだ普及率も高かったし、まずはここから、といった感じだったんだよね。
基本的に、MCPは何か一つ試験をクリアするとMCP認定。その後要件をクリアすると、MCDSTだったりMCSAだったり色々称号が手に入るっていう仕組み。
ただ、当時は新資格体系が始まっていて、一つクリアするとMCTS(テクノロジースペシャリスト)、要件を満たすとMCITP(ITプロフェッショナル)等の認定、さらに新資格に関しては有効期限付き。
といった感じで、他のベンダ資格のように、若干今までと趣旨が異なる試験になってしまったんだよね。
なんとかMS資格の威厳を保とうとしていたようで。いまだに有効期限がある資格はどうも好きになれないんだよね。
その後のアップグレード
というわけで、難なくMCDSTを瞬殺したんだけど、XPはさすがに業務ベースでは季節外れ感がものすごかったので、程なくVistaトラック用のMCDSTアップグレードを受けることに。
細かい話は抜きにして、平たく言えばMCDSTを取った後、これ一つ受ければVistaでもそのテクニカルサポート力が証明できるといった感じ。
私が受験した当時、すでにWin7トラック版MCDSTアップグレードも始まっていたんだけど、さすがにまだまだ情報が少なく、試験対策が立てづらいということで見送ることに。
なんか経験のある人だとトントン拍子で取れてしまうので、簡単な資格に見られがちなんだけど、知識ゼロから取ろうとすると相当時間を費やすことになるじゃないかな。
そういったかたが受けたいときは、この資格に目をつける前に、もっと別の方向から勉強するとか、実務を経験してみるとかの方が先な気がする。
ま、大手出版社の問題集をひたすら解きまくるって方法もあるけど、完全に無知な人が暗記だけで挑んでも、現場で混乱するだけじゃないかな。
全く技術も身に付かないからね。あくまで問題集というものは前提知識あってのものってこと。
ちなみにMCPはよく割り引きキャンペーンとかお得なバウチャが出たりしているので、受験が不安なかたは、そういったものを利用した方がベター。高額受験料のリスクを減らす意味でも。
さて、Win7トラックのEDST(エンタープライズデスクトップサポート)受験はまた別のお話で。MCP体系では、しぶとくXPマンセーだった人ほど苦労するんだよねw
◎まとめ
【勉強期間】経験者は1~2週間くらいでも
【教材】黒本だけで。不安ならテキストも。
【受験料】1科目1万5千円くらい
【合格基準】おおむね7割