twitterに書くには長すぎる、かと言ってブログに書くには短すぎる、そんなチラシの裏にでも書いておけシリーズ。
どうもパニック障害の疑いがある人は、ボキャブラリーが貧弱な気がしない?
すげー個人的な観察からの仮説。まぁミクロを見てマクロを語るのは論外なんだが、一応一例として。
10年以上毎日継続して、容量や薬剤を変えながらSSRIと安定剤が処方されているA氏。
精神的な波が絶不調だったので、むしろこれ以上は下があり得ないと考え(あるとすれば自傷あるいは自死であろう)、誰かが片時も目を離さずに過ごすことが出来れば断薬可能と判断した。
↑こんなん普通やっちゃだめよ。だんだん減薬しましょう。ちなみに一応断薬を目指して、この2~3年は減薬を少しずつ続けてきた上での話。
寛解への実験
断薬開始。半減期や離脱症状から考えれば、この数日間がヤマ。ということはそれさえ耐え切れれば断薬可能なはず。最初の約1.5日間は睡眠導入剤でほとんど行動を制限してもらった。
さらにここであらかじめ用意していた、禁煙薬にも使われるNDRI投下。(無気力化を防ぐためドーパミン増加目的)
原理的には、パニック障害はセロトニン不足、あるいはノルアドレナリン増加で起こりうる。
ということはセロトニン再取り込み阻害が無くなり、逆にノルアドレナリン取り込みが阻害されればむしろ発作はしやすくなってもおかしくないはず。
ただでさえ安定剤はベンゾジアゼピン系なのでその離脱症状や、断薬自体の不安があるのだから余計に。
しかし、だ。
原因の追究
発作はNDRI継続服用しても特に起こらない。ここで私が視点を変えてカウンセリング。
文字での表現は難しいので省くが、どうやらA氏は"怖い"という感情を間違った時に使用していることが分かった。
極端に例えれば、お化けがいないのにお化けが怖いという、あるいは、寝るのは心地よいことなのに怖いという。つまり、赤ん坊や子供と同じ精神状態である。
過去に発端となった状況や症状は、パニック発作のよくある電車内でのケースなので、その際に脳に発作がインプットされた可能性があるが、それよりも兎も角、"怖い"の使い方がおかしい。
より顕著に例えれば、私や皆からすれば"楽しい"ことを"怖い"と表現しているかのレベル。
つまりこのA氏の場合、ボキャブラリーの無さで間違った学習が行われた感情表現を整えれば、SSRIや安定剤に頼らず回復可能と考えた。
語彙力の強化である。要は、怖いをせめて不快だ、程度にでも持っていければ十分である。具体的な方法は省くが、私が記憶や体験、表現を上書きしていくことで対処した。
現状
結果、SSRIと安定剤断薬からしばらくたち、安定剤は頓服用に所持(ほぼただのお守り状態)、NDRIはホルモンバランスが乱れやすい時期に限り数日服用だけで、ほぼ発作を起こさず維持している。
所謂、感情の波をコントロールする、という学習もしたことにも由来するだろう。
その他、周囲の光景に乱されがちなので、集中のために、可能なら照明を変えることやサングラスなども比較的有用かもしれない。
ちなみにそれまでの間、ドーパミンシステムスタビライザーを試したが、おそらくドーパミン活性が2割程度なことや、弱い鎮静効果、強めのアカシジアのため適合しなかったため中止している。
くわえて不思議なものだが、巷の乗り物酔いの薬が発作の波が来そうな場合に効果が見受けられたことがある。
パニック障害を治し、断薬するための結論
医者がヤブじゃあどうしようもない。その人に合った正しい対処法を。