＊本記事の内容は、執筆者が脱毛を受けた当時（2016年～2021年頃）のものです。
クリニック等のメニューや仕様は常に変化し得るものであり、現在のメニュー詳細と当時のメニュー詳細は異なる部分もありますのでご注意ください。
厳しい寒さの冬が終わり、ようやく春らしくなってきました。
これからの暖かい時期には、半袖やノースリーブを着る機会が徐々に増え、脱毛について考え始める方も多くなってくるのではないでしょうか。
毎日のムダ毛ケアの時間はもったいない
私は昔から全身の体毛が濃く、伸びるのも早いことが悩みで、３日に１回ほどのペースで剃刀や脱毛クリームを使って自己処理をしていました。
しかし、自分で全身のムダ毛を処理するとなると膨大な時間と手間がかかってストレスでしたし、手が届かない背中やうなじなどは綺麗に処理できませんでした。
剃刀負けして肌を傷めることも多く、毛を剃った後の肌荒れや毛穴の黒ずみがコンプレックスになっていたこともあり、社会人になってある程度お金が溜まったタイミングで全身脱毛を受けることにしました。
脱毛クリニック選びの決め手
一般的な脱毛は、エステでも受けられる光脱毛と、医療機関でしか受けられない医療レーザー脱毛の2種類に大別されます。
エステ脱毛は、最近サロンが急増したことで手軽かつ安価に受けやすいというメリットがありますが、低出力のため根本的に毛を無くすことは難しく、あくまで毛が伸びるスピードを抑えたり、毛を薄くしたりするまでです。
一方、医療脱毛は医療機関でしか受けられず高額ではありますが、高出力のレーザーを照射することで発毛組織を破壊できるため、エステ脱毛よりも効果が高く、少ない回数で脱毛を終わらせることができるというメリットがあります。
色々なエステやクリニックのメニュー・口コミを比較検討して悩んだ末、通う回数が少なく済むこと、毛根から毛を無くすことができること、また、万が一肌荒れや炎症などが起こった場合に医療処置を受けやすいことから医療脱毛を選択しました。
クリニック数が多いので予約が比較的取りやすく、対応部位が多い某美容クリニックの「ウルトラ美肌脱毛」全身コースに決めました。
顔とVIOが全身コースに含まれておらず別料金になるクリニックが多い中で、某美容クリニックの全身脱毛コースには顔とVIOが含まれている点が良かったです。
6回コース（36万円程度）を終えてからさらに4回コース（24万円程度）を契約し、24歳から5年間にわたり計10回の施術を受けました。
医療脱毛は毛周期に合わせた施術が必要で、1～4回目程度までは1～2か月毎、5回目以降は3～6か月毎（残っている毛が十分に生えてきてからのタイミング）に施術を受ける必要があるため、10回受けるとすると完了までには数年かかります。
実際の施術の流れや痛み
施術を受ける前に、電話かネットで予約を取ります。
土日は特に混雑していて2週間先まで予約が埋まっていることもあったので、計画的に予約したほうが良いと思いました。
肌が乾燥していたり荒れていたりすると施術を受けることができないので、日々の保湿ケアを十分に行い、肌のコンディションを整えておく必要があります。
某美容クリニックでは、生理と被ってしまった時でも、タンポンを装着していればVIOも含めて施術可能でした。
レーザーは黒い部分に反応するため、前日には、脱毛を受ける部位全てのムダ毛を自分でシェービングしておく必要があります。
剃り残し部分は当日看護師さんにシェーバーで剃ってもらうこともできますが、その量が多い場合には追加料金がかかるので要注意です（背中は一人で剃るのが難しく、私は何度か追加料金を払って剃ってもらいました…）。
当日の持ち物は特にありませんが、施術時に肌に塗る冷却用ジェルの残りが乾いてぽろぽろ取れてきたり、炎症止めのクリームがべたついたりするので、あまり綺麗な服で行くことはお勧めしません。
なるべく着脱しやすい服装が楽だと思います。
また、顔の脱毛をする場合にはメイクを落とす必要があるので、ノーメイクで行くか、クリニックの洗面台で洗顔をします。
全身脱毛の場合、看護師さんの熟練度にもよりますが、所要時間は1時間半程度でした。
最初に医師による肌の状態チェックを受け、問題がなければ服を脱ぎ、クリニックに用意されているタオルポンチョや紙パンツ等を着けて処置台の上に寝ます。
部位ごとに冷却用ジェルを塗布してもらい、レーザーを照射、照射後に炎症止めのクリームを塗ってもらって終了です。
施術後は、日焼けや肌の摩擦などを避けること以外は普段通りの生活ができるので何の不便もありませんでした。
某美容クリニックの「ウルトラ美肌脱毛」は、照射漏れが無いように照射範囲をペンでマーキングしながらレーザーを当ててくれるなど非常に丁寧で信頼できましたし、VIOを除いて痛みもなく、終始安心して受けられました。
VIOだけは、どうしても毛が濃い部分なので、照射時にかなり熱さを感じましたが、麻酔等を使わなくても耐えられるレベルだったと思います。
1回目から脱毛効果を実感
本格的に毛が抜け始めるのは照射から2週間後くらいからですが、1回目で両腕・両足を中心に毛がかなり薄くなり効果を実感しました。
2～3回目の照射になると1回目ほどの変化は感じられなくなりますが、6回目まで辛抱強く続けると全身のムダ毛がほとんど目立たなくなり、自宅でのムダ毛ケアの頻度が圧倒的に少なくなりました。
ただし、6回程度ではVIOの脱毛がほとんど終わらなかったのと、両肩のムダ毛が剛毛化してしまい逆に目立つようになってしまったので、追加で4回照射し、今に至ります。
合計10回照射すると、やはりVIOだけはまだまだ毛が残っていますが、それ以外の部位については日常的なムダ毛ケアはほとんどしなくても良くなったので、非常に満足しています。
今までは3日に1回くらいのペースでムダ毛を剃っていましたが、今では2～3週間に1回くらい、目立つところだけをお手入れするくらいの手間で済んでいます。
また、「ウルトラ美肌脱毛」を受けた後は肌がワントーン明るく綺麗になり、脱毛とお肌の手入れが同時にできたのでとてもお得に感じました。
VIOについて補足すると、某美容クリニックでは粘膜に近いところは照射できず、大陰唇の外側あたりまでしか処置してもらえません。
また、私が契約した「ウルトラ美肌脱毛」のレーザーではなく、アレキサンドライトレーザーでないと完全な脱毛は難しいものと思われます。
VIOの毛を全て処理して無毛状態にされたい方は、ご自身の毛量や毛質、生えている部位などを確認したうえで、粘膜に近い部分まで照射が可能なのか、照射するレーザーの種類・強度はどのようなものか等を踏まえてクリニック選びをされると良いと思います。
まとめ
全身脱毛を受けたことで、日々のムダ毛ケアの時間がほとんど無くなり、その時間を家事や趣味に充てることができています。
春夏はノースリーブの服や背中が大きく開いた服も恐れずに着られるようになりました。
医療脱毛はエステ脱毛に比べて高額ですし、毛周期に合わせた施術を受ける必要があるため脱毛を完了するまでには数年の時間がかかりますが、その価値は十分にあると思います。
まさに「時は金なり」、少しでも脱毛に関心がある方はなるべく若いうちから検討、挑戦されると良いのではないでしょうか。
寄稿者：TTT
編：yotsumao
