まず最初に断っておくけれど、私は怪談や怖い話、ホラーゲームなんかは大好物なんだよね。
それこそ、ある日起きてみたらなぜか家から出られなくなっていて、バスルームの壁に大穴が開いていたら、
しばらく悩みながらもとりあえず入ってみるだろうし、そこで異形のモンスターと遭遇したら、多分鉄パイプや長渕キックで応戦するだろう。(※注:名作サイレントヒル4的な妄想です)
ただしその際、ジェイソン的なクリーチャーなら何とか肉弾戦でいけそうだけど、
貞子的な念力相手だったらもはや人生をあきらめるよね、っていうか出会った瞬間に失神するかもしれん、なんてことを考えたりする。
そもそも、私は学校の七不思議とかトイレの花子さんは直撃世代だし、Mr.マリックの超魔術でスプーン曲げにも挑戦したし、
UFOや宇宙人、なんだったらネッシー・雪男に代表されるUMA、さらには世界のオーパーツ、陰謀論なんかも大好きだ。
その意味で言えば、月刊ムーはその表紙の文字を見るだけでワクワクする、まさにバイブルと言っていいだろう。
とはいえ、、それはあくまでも「エンタメ」として楽しいって話であって、
信じるって感覚とは全くもって違うし、それが確かに存在する!なーんて間違っても思ってないわけよ。
あえてすげーカッコつけて表現しちゃえば、そういった事柄たちについては懐疑主義なんだよね。(っていうか実際、反証の方が圧倒的に多いからね)
んで、幽霊や超能力が存在しない理由は?
さてさて、さっさと結論を書くよ。
それは、オカルト(超常現象)的なものは、現在知られている科学では説明できないから。以上、終了。
うん、理由はたったこれだけだよ。それが何か問題でも?って話だ。
たぶんビリーバーの人たちは、科学が全てじゃない!とか科学でまだ解明されていないことだってある!
って大抵言うんだけど、逆に、本当に今の教科書に載っているレベルの話を理解した上で、それでも強く主張しているんだろうか?って甚だ疑わしい部分があるわけよ。
幽霊にしても、超能力にしても、そのどちらもなぜか「一部の」人間は大昔から、その存在を認知していたわけだよね?
うん、ということは少なくとも現代において高度に発展している科学で観測できないって一体どんな仕組みなのかと。
わざわざ幽霊や超能力のために、膨大な既存の科学論を拡張したり書き換えるよりも、
それらを知覚している(信じている)人の脳内の問題なんじゃないの?って考える方が実にシンプルだと思うんだけどね。
もうね、これはスピリチュアル系の話にも通じることなんだけれど、それが好き!とか信じる!とかの思いっていうのは、
所詮信者たちの脳内、つまり精神世界の中だけの話であって、別にそれは個人の好き嫌いの話だからどうでもいいのよ。
問題は、それをこの物理世界に実際に「ある」って言うもんだから(そして大抵それを他者に信じさせようとするし、その良さ等を説いて「勧誘」する)、それはちょっと違うよねって話になるわけ。
ここからはちょっぴり「カガク」っぽいお話
えーとね、ざっくりと定義される幽霊ってのは人間の五感のどれかで知覚できるわけだよね?
ってことはつまり物理現象を引き起こしているわけだし、物質だよね?
(最近、人間が磁気を感じ取れる「第六感」の存在が示唆されているけれど、それも所詮は物理現象)
物質だということは、それが何か運動を起こすためには、必ずエネルギーが必要になってくるわけだけど、それは一体どこから調達しているの?
ちなみに人間だったら、食物からカロリーを摂取して排泄しながら運動しているわけだけど。
幽霊さんが摂取できる無尽蔵のエネルギー(物質)は、この世界の一体どこに保存されているんだろうなぁ、おっかしいなぁ(棒
というか、その気になれば実体化したりするみたいですが、人間クラスのものが突然実体化するってどんだけの質量変化とエネルギーなんですかね(棒
あるいは人間を思いによって呪い殺すこともできたりするみたいなんですが、それって一体どんな物理現象の力なんですかね(棒
超能力なんかで言っても、実際に物質に影響を与えたりできるんだから、つまりそれは必ず電磁気力・強い力・弱い力・重力、そのいずれかに干渉している物理現象だよね?
昔から第5の力の存在への議論はあるけれど、少なくともミクロレベルの世界を除いて、この4つの力だけで無矛盾にほとんどの物理現象が説明できているわけよ。
例えばサイコキネシスやテレポーテーションの類い、多くの場合は手さえ触れずに物質に影響を与えられるわけだけど、
その離れた手から物体に向けて4つの力のうち一体何で干渉出来ているのか教えてください(棒
あるいはサイコメトリーやテレパシー、これも脳内の情報はすなわち電気信号なのだから4つの力の範疇なんだけど、
それが遠隔に位置する人から人、または物から人への伝達にあたって、一体どのような原理で作用しているのか教えてください(棒
もうね、ツッコミどころ満載ですよ。満載過ぎて、私なんかじゃとても運びきれませんよ。
それでもビリーバーの人たちは、
いいや!幽霊や超能力は現代の科学の範疇を超えているんだ!科学で分からなかったことが後に明らかになることも時々あるじゃないか!って言ったりするわけだけど。
そうね、おっしゃる通り。まさに素粒子の世界とか宇宙科学とか日々新発見の連続と言っていいレベル。
でもね、幽霊も超能力も、顕微鏡クラスでもなく望遠鏡クラスでもなく、人間サイズで起こっている現象だよね?
その日常の物理法則を書き換えうることが起きるって、結構他の部分で色んな矛盾が生じてきちゃうことになるんだけどねぇ。
だから先述したように、未確認な幽霊や超能力なんていうファクターを取り込まなくても、現段階で無矛盾な理論が構築されているのだから、
科学理論の方をあれこれいじくるよりも、それを信じている人たちの脳の作り(いわゆるココロや感情)の方に何か原因を求める方が、科学的な態度ってものじゃないのかねぇ。
少なくとも間違いなく言えることは、そんな未知の力なんて関係なく、今日も無事に地球は周っております。