2019年の某日。ちょっとした世間話の最中に、知人宅にNHKからの封書が届いたことがある、ということを聞いてね。
NHKといえば委託先の一部の人などが、強引な勧誘をしたり迷惑&詐欺になりかねない行為をして契約を迫ってきたり、何かと話題に事欠かないわけだけどw
私的にはわざわざ封書なんて珍しいなーと思ったので、せっかくなのでネタ的にその封筒を貰ってきたよw
ちなみに話。その封書が投函される前に、こんなペラ紙がポストインされていたそうで。
「放送受信料の件で訪問させていただきました」ってことで、要は受信契約していないからテレビあるかどうか確認したい、んであるなら早いとこ契約しろや!(意訳)って感じかなw
まぁこの時点で、ハッキリと受信機なんて何も無いっすって言って対応していれば以下のようなややこしい事にはならないわけだが。
返送期限もあって、なにやら重要そうに「見える」
さてさて、まずはポストに入っていたという封筒の外観から見てみようか。
表面に書かれているのはこんな文章。
「重要」すぐにご開封いただき、内容をご確認ください。○月×日までにご返送をお願いいたします。
なんかすげー大変なことでも起こったのか!?と一瞬あせる人もいるんだろうけどw
結論から言おう。ぶっちゃけ無視して捨てても大したことないので、まず焦るなw
というかきちんと見れば分かる通り、受取人の住所氏名どころか郵便切手すら貼ってない封筒。つまり誰かが手配りしているわけよ。
ってことは「誰に宛てたかも分からない(自分宛に確かに配達されたか分からない)もの」にそんな強い強制力なんて発生しえないので、まず安心してほしいw
一応裏面の差出人(?)は、
安定のNHKふれあいセンター。ただしこれは問合せ先で、実際に配っているのは委託された下請けの人なのは自明な話。
さてどんなことが書かれているのやら、とりあえず封書を開封してみようじゃないのw
む?ただの放送受信契約の、ご案内、、??
まず入っていた書類はこれ。
めんどくさいので引用はしないけれど、要は「テレビ、チューナー付きPC、ワンセグ付き携帯持ってたら契約してね(はぁと」ってことなわけよ。(当然ここにも誰宛てなのかの記載はない)
ほぅ、「その程度のことを伝えるために」随分と威圧感与える封筒なんて配るのぅww
(まぁ人によっては、これを無視すると封筒の色が「さらに重要感を出すために」ピンクとかブルーになったりするらしいw。※後述)
もうね、結論的には「テレビが受信できるデバイス持ってたら」契約してね、ってことなので、
どんなにこんな封筒が来ようが「そんなもん持ってない」のであれば一切焦る必要もないし、契約の必要もない。
ちなみに他にも封入されているパンフ的な書類。
「放送受信契約書 兼 住所変更届」もうこれだけ見たら、何かサインして返送しなきゃいけないように見えるw
先ほども言及した通り、受信機がなけりゃ何もやましいことなく契約する必要なんて無いよ。
というかこの封書を配っているであろう下請けの人も、単にグーグルマップ的なものが搭載されたハンドデバイス上のデータで「未契約」ってなってる個人宅にかまわず爆撃してるだけだからね。
(たぶん何度か訪問しても応対されなくて、受信機の有無が確認できない場合にこういった封筒作戦に出るんだと思われ)
ちなみに同封のこのパンフには、一応契約の解除とか、受信料の免除の項も記載されている。
例えば、障害者であったり生活保護を受けていたり、あるいは奨学金を受けている学生なんかは免除対象。
ただしこれにはあらかじめ「受信契約を結ぶこと」が前提になっているのは注意したいところだね。
まーNHK側の「放送法で契約は義務でー(棒」的なロジックは分からんことも無いけれど、
他方で受信契約に関する様々な問題提起も無視できないわけで、もういっそ未契約世帯にはスクランブル放送にすればより健全なんじゃないかって話なんだけどねぇ。
(とはいえ、誰もが見られるための「国営放送」だけに、それもそれで法整備が難しいという意見もあるらしいけれど)
いずれにしろ少なくとも、こういったある意味で「威圧感を与えて重要感を醸し出す手法」は錯誤などによるトラブルを後々生みかねないので、さすがにちょっと良くないんじゃないかなぁと思ったり。
※参考までに薄ピンクの色付き封筒はこちら
薄い灰色の通常封筒を放置しているとポストインされる、薄ピンク封筒も入手したので追記。
左は普通のグレー封筒(光の加減で青っぽく見えるけどw)。そして右側が薄いピンク色の封筒。
んで、中に封入されている書面や冊子も微妙に変化。まずは書類の方の文面。
上段は、まぁ普通に受信契約のお願いなんだけど、注目は後段。
受信器設置してないんだったら、文書か訪問で確認させろやゴルァ!(っていうか暗に訪問員にこの目で確かめさせろという意訳)
そして、「放送受信契約書 兼 住所変更届」は同じ作りの物だったんだけど、特筆すべきはプラスして入っていた冊子の内容。
受信料払うのは大切なことなんやでー、支払は法律で決まってるんやでー、はどうでもいいとして。誤解を与えかねないのは下段。
裁判所を通じて法的手続きしてもええんやで?お?ええのんか?(っていうか暗に訴えられたくなければ受信契約しろという意訳)
まぁ繰り返しになるけれど、もしこういった色付き封筒&内容物が来たとしても、「受信機を持っていなければ」契約する必要自体が全くない。
そして同時に、もちろんNHKに訴えられることもないので安心しようね。
追記:しばらくした後に、またもや封書がw
もういい加減、NHKが訪ねてきたら「うちはテレビねーよ!!」って言ってやれよ、って気がしないでもないんだけど、とりあえず知人の鉄壁の無視スキルに脱帽したw
さてさてというわけで三たび、NHKふれあいセンターからの封筒がポストに投函されていたそうで。
色はグレー。ってことで最初の封筒の色に戻ったねw
とはいえ入っている冊子や書類はほぼ同じなんだけど、今回の場合はちょっと1枚別の紙が追加されていた。
それがこちら。
2019年10月から受信料の還元策ってものがはじまったらしく、まずひとつは受信設備を設置した月の受信料は無料になったそうで。
そして二番目は、受信料の金額が「実質」2%値下されていたそうで。
、、、って二つ目は明らかにおかしいよねぇww ここでNHKさんが言ってるロジックって要は、世間の消費税は10%に上がったけど受信料は2%分値上げしてないから、逆に値下したのと同じだよね!っていう話。
もうね、さすがにそれはツッコミどころ満載ですよw
っていうかそれって、新聞購読料なんかと同じで、業界がロビー活動によって軽減税率適用されるように2%の消費税値上げを回避しただけだよね?っていうw
まぁちなみにその後2020年10月からは、さらに2.5%値下げするってことが書かれているわけだけど、それはさすがにきちんと実質じゃなく名目で下げる話なのかねぇ?
そしてそれを放置するとやっぱり……
そんなこんなで前回同様、この灰色封筒を放置していたら、再びピンク色の封書が投函されたそうで(2回目w)
察するに、通常カラーの封筒を無視して返送期限が到来すると、今度は色付き封筒を投函する流れになってるのかな?
んで、内容物はこちらもほぼ変わらず。
前回同様に、契約しないならとりあえずこの目で確かめさせろや!(意訳&威圧)と、払わないなら訴訟もありえるで?(意訳&威圧)という用紙、
あとは先日のグレー封筒内にも入っていた、かなりしょーもないレベルの受信料還元策のお知らせ。
まぁ完全無視を続ける鋼のメンタルの知人もすげぇんだが(かといって届くたびに私に封書をくれる律義さw)、NHKさん的にもさすがにこのやり方ってどうなんだろうねぇ?って思うわけよ。
つーかもういっそのこと税金として一律徴収できるように法整備すれば?っていうw
あとはせめてね、こういう下請けに手配りさせるんじゃなくて、きちんと郵便で宛名を指定して送ったりした方が信用性あると思うわけよ。
わざわざこんなもん配らせられる下請け業者がかわいそうというか、むしろ費用対効果&コスト的には、人に配らせるより郵送の方がかえって安上がりだったりしないのかねぇ?って思うよね。